原田side ページ27
「そりゃあ、千鶴よりデカイからだろ?」
「........なるほど」
俺の言葉に一瞬反応が遅れるも、普通に納得する
おいおい、女がそんな平然と納得するか?
千鶴を見てみろ、自分の事のように恥ずかしがってんじゃねぇか
あれが普通の反応だろうが
こいつが気にしてなさすぎるだけか?
なんて事を考えていれば、横から免疫のない平助が大きな声を上げた
「お、おい!!!!左之さん何言ってんだよ!!しかも夕奈も何サラッと納得してんだよ!!お前女だろ!?恥じらいとかねぇの!?」
平助がサラリとあいつを呼び捨てにしたことにピクリと身体が反応する
「えっと...未来の女の子は別にそう言った話ついていけいますし」
夕奈の話を聞けば、なるほど、と不思議と納得してしまう
現に目の前にいる女は俺の言葉に恥じる事なく、普通にしていたのだから
「そしたら、未来の女の子は平助に取って過激なんじゃない?」
「な、何言ってんだよ総司!!そんなわけねぇだろ!俺だってーー「おいてめぇら!!いい加減にしやがれ!」ーー悪りぃ...」
「そんなに怒鳴らなくても聞こえてますよ、土方さん」
総司が平助をからかい始めた時、土方さんの鋭い声が響く
鬼の一声で静けさを取り戻せば、あいつに部屋に来るよう言ってから
「話は以上だ。解散!」
土方さんの言葉でみんなが散り散りに広間を出て行く
夕奈が立ち上がったのを見て、俺も立ち上がり隣に歩み寄れば、きつく縛られている手首にそっと触れながら口を開く
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作者名:ぷー | 作成日時:2017年8月11日 20時