102話 ページ6
ユ「A〜!
もう大丈夫よ!」
あ「ありがとうユキノ!」
ロ「こういう時のスティングは力が強い
オルガ…頼むぞ」
オ「しょーがねーなぁ
うちのマスターは」
まだ馬車に乗りたくないと言い続けるスティングにわたしは正面
2人はひとまずそのままで居てもらう
あ「スティング」
ス「乗らねぇからな!」
あ「うんうん乗りたくないね
わたしも乗りたくない」
ス「だろ!?
同じ滅竜魔導士ならこの気持ちが分かるよな!?」
あ「そうだね
でもさ、周り見てご覧よ」
ス「え?…………」
『剣咬の虎のスティングだよな?』
『馬車に乗りたくねぇんだってよ!』
『戦車でも最下位たたきだしてたもんな!』
あ「恥ずかしくない?
ねぇ?スティング」
ス「ぅ……ぐ………うぐぐっ…!」
あ「剣咬の虎の新マスター、クロッカスにて駄々こねる!?
なんて週刊ソーサラーにでも書かれたらどうするよ」
ス「ん”ん”んんんっ…………」
乗りたくない気持ちと
周りにすごく見られている事による恥ずかしさで
今スティングの意識にわたし達は居ない
今だ
合図をすると2人はスティングの後ろへ行き
2人が準備オッケーになると
わたしは一目散に馬車に乗り込んだ
ス「はっ!?おいAっ………ギャァァァッ!!」
ロ「ほら大人しくしろスティング!!」
オ「次期マスターだろうがいつまでもこんな事してんじゃねぇよ!!!」
合図により2人がスティングを羽交い締めにして
馬車へ突っ込むと同時にユキノが御者に頼み直ぐに
馬車を走らせてもらった
ス「わ”ぁっっちょっと待っ……ウプッ……」
あ「い…えーい………作戦せいこ……ウェッ…」
寄ってしまえばこっちのもの
もうろくな抵抗は出来ないからこのままセロペギアまで
ユラユラ運ばれて行こうって訳だ
ロ「スティング…ッゥ…絶対立つなよ…………」
ス「まだ覚えてんのかよっ!…ッ……オエッ……」
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作者名:影星 | 作成日時:2021年5月1日 1時