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100話〜大舞踊演舞〜 ページ4

〜Aside〜



姫様の罰はカボチャの被り物で解決し



わたし達は再び舞踊会を満喫していた








フ「これ開けて〜」



あ「はーい、コップ押さえててね」






ジュースの瓶を開けてコップ注いであげる






ロ「っ…A」



あ「ローグ!どこ……どうしたの

そんなカチコチになって」



フ「ローグカチコチー」







ローグの後ろに目をやると

スティング達が何やら応援をしたり冷やかしたりしてる様子







オ「さっさと誘えよ!
チキンかっての!!」







オルガの言葉を聞いてスンッと真顔になったローグは

オルガを1発殴り戻ってきた








ロ「フゥ……A」



あ「ん?」



ロ「…Shall we dance?」






さっきのカチコチは直り


わたしに手を差し伸べてくる





こういう時なんて返すんだっけ…

…前本で読んだな


確か…






あ「ぁ…I'd love to」







差し伸べられた手に自分の手を重ねると



ローグは嬉しそうに笑って手を軽く握り


みんなが踊る輪の中へわたしを連れていく







あ「と言ってもわたしあんまり踊った事ないんだけど…」



ロ「大丈夫だ、俺がリードする」



あ「…ローグ踊った事あったの?」



ロ「…いや…舞踊会なんて初めてだし
一度も踊った事などなかった」



あ「そうなんだ…

え、でも上手いね?」







あまり踊ったことの無いわたしをしっかりとリードするその姿は


とても踊った事ない人とは思えない








ス「俺達が2日前から教えてやったんだよ!
お前が居ない隙を狙って来てよ〜!!」



ロ「余計なことを大声で言うなスティング!!!」



あ「あははっ!

わざわざ練習してくれたんだ」



ロ「こういう時
カッコよくリードしてやれた方がいいだろ…」



あ「ローグはいつもカッコイイから大丈夫だよ」



ロ「この数日でかなり情けない所ばかり見せてしまったがな…




罰を受けるお前を勝てないからと救えなかった

ジエンマに消されるお前も救えなかった

未来の姿なんて……



言い出したらキリがない」



あ「守られるだけのわたしじゃ嫌だ

これから一緒に強くなればいいでしょ?」





ロ「…!
フッ…そうだな……!


あぁ、共に強くなろう


この生まれ変わった剣咬の虎で




共に生きていこう」







どんな未来が幸せか今はまだ分からないけど




そこにローグや剣咬の虎のみんなが

居てくれれば大丈夫





手を取り合って歩いていこう




ずっとそばに居るよ

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作者名:影星 | 作成日時:2021年5月1日 1時

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