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99話〜大舞踊演舞〜 ページ3

あ「って…いつまで争奪戦してるの?

ちょっと!?

ユキノはもう剣咬の虎に戻って来るって
自分で決めたの!



ほら争奪戦おしまいおしまい!

わたしの友達はどこのギルドにもあげない!!」




全-剣「何だどぉ!??」



カ「ユキノの命はわたしが預かっているから人魚の踵のものだと言ったであろうが!!」



あ「そーんなにユキノの命ユキノの命言うんだったら
あんたに勝って奪い返してやんよ!!!」



カ「受けて立つ!!」



ユ「ちょっA!?」







Aまで行っちゃった…


カグラ様強いのに…








『皆の者!そこまでだ!!』





アルカディオス様の声と


剣の鞘を打ちつける音でこの場が静まった




さすがアルカディオス様……




ア「この度の大魔闘演武の武勇と
国の危機を救った労をねぎらい陛下がじきじきに挨拶なさる!

心せよ!!」








……………え…



あの方は……









ナ「皆の衆!楽にせよ!!

カーッカッカッカッ!!」



マ(王)「かっ…返すガボー!」





全『んなぁぁぁ!!!!????』



ナ「俺が王様だァ!王様になったぞォ!
カーッカッカッカッ!!」






ナツ様!?


国王様相手にそれは流石にっ……



いえ…でも餓狼騎士団の皆様もかなわないみたいだしっ……







マ(王)「返すガボ!」



ナ「いいだろ優勝したんだから!」



マ(王)「返すガボ!」



ナ「俺にも王様やらせろよ!
お前ら子分な!

カーッカッカッカッ!!」









_________________



〜Aside〜





あれから少し落ち着いて

飲み物を飲みながら料理をつまんでいると




向こうで国王様が姫様に対する罰を決めているところへ
魔導士たちが集まっていくのが見える






あ「ローグスティング、わたし達も」


ス「あぁ、そのつもりだ」


ロ「想いを伝えばな」








.









.









ナ「終わったことはいいじゃねぇか

おかげで俺たち魔導士がひとつになれたんだから」





ス「俺もその事には感謝している」



ロ「あぁ、大切な何かを受け取った気がする」



フ「フローもそーもう!」



レ「そうですよ!
剣咬の虎だって結束が固まりましたからね!」



あ「これで剣咬の虎はいいギルドに生まれ変われるよ」








仲間の大切さを身をもって分かったわたし達


剣咬の虎は



もうあんなギルドにならない




たとえジエンマが帰ってきたとしても





……絶対に

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作者名:影星 | 作成日時:2021年5月1日 1時

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