115話〜アカネリゾート〜 ページ19
ル「君たちの乗り物酔いについて
大魔闘演武で妖精の尻尾の滅竜魔導士を見て
考えた事があってね」
あ「わたし達の乗り物酔い?」
ロ「俺たちだけでなくガジル達も酔っていた…
ここまで事例が揃うとなると
滅竜魔導士は全員乗り物に弱いようだな」
2日目の戦車でスティング、ナツ、ガジルは
総じて乗り物酔いをして最下位争いを繰り広げた
ウェンディは実際見ていないけれど
少なくとも5人
滅竜魔導士のみが乗り物酔いを起こした
なら滅竜魔導士は乗り物酔いをする
と考えても差し支えないだろう
ル「わたしもそう思ったんだ
さすがに何故なのか気になってね
少し考えていたんだ
君たち嗅覚や視覚が異常によいだろう?」
ス「確かに他の奴らより
遠くのものがよく見えるな」
あ「嗅覚もあまりに人が多かったり
ほかの匂いが強い場所でなければ
匂いで人を探せるレベルだね」
ル「そうだろう?
そして今回重要なのは視覚
これはあくまでわたしの推測だけれどね
君たちは視覚が異常に発達しているが故に
異常な視覚と通常の三半規管の
認識のズレから乗り物酔いに繋がるのではないだろうか」
_______________
つまりは滅竜魔導士である限り
一生この乗り物と付き合わなければならないという事になる
しかし滅竜魔法は
ミルグリッターに教えてもらった大事な大事な魔法
滅竜魔導士である事をやめることは出来ないし
出来るとしても意地でもやめたりしない
たかが乗り物酔いごとき…
乗り物酔い…ごと…き
あ「耐えてやるぅぅぅぅ……ゥェッ…」
フ「ローグ〜A〜スティング〜
頑張れ〜!」
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作者名:影星 | 作成日時:2021年5月1日 1時