110話 ページ14
ス「美味ぇなこの味噌汁
俺が作ってもこうはならねぇんだけど」
ロ「Aが作ったんだから当たり前だろ
あいつの飯は基本なんでも美味いが特に和食がすごい
フロッシュのおやつも作るから菓子作りも出来る」
フフン とどこか誇らしげに言われる
なんでお前がドヤってんだよ
俺の彼女すげぇだろアピールか？
確かにすげぇよこのヤロー…
おにぎりを咀嚼し味噌汁を啜る
なーんかホッとするんだよな
おかげでただでさえ眠いのに眠気が…
………………
ロ「せめて食い終わってから寝ろ」
ス「だってなんかこの飯食ってっとホッとすんだよ…」
洗面所の
睡魔と戦いながら最後のおにぎりを食べ終え
キッチンの流しで食器を水に漬けると
風呂上がったAが洗面所にいたから歯磨きを後回しで
先に寝室に案内された
部屋に入ると2つ並んでいるセミダブルのベッド
その間には小さめなランプや絵本、カエルのぬいぐるみ等が置かれたサイドチェスト
窓辺には小さめの花瓶に2〜3本の花が挿してある
ス「俺、お前らはでけぇベッドで一緒に寝てるってイメージあったわ」
ロ「それだとどっちかが深夜に起きた時
隣で動いたら起こしてしまうだろう
たまに2つのベッドを繋げて一緒に寝ることもある
冬場はその方が暖かいしな」
へー、割とちゃんと理由あんだな
二人とも元は夜型だって言ってたし
今でも深夜になんかしてる事もあるってことかね
………Aのベッドはこれか…
ロ「………おい、そっちで寝るなよ？」
ス「わーってるって、もう諦めたよ」
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作者名：影星 | 作成日時：2021年5月1日 1時
