109話 ページ13
あ「あぁ…なんだろ
最近スティングが子供っぽいことするから
つい子供扱いしちゃってたかも」
ス「あの優しさは子供扱いされてたのかよ！！」
あ「まぁまぁカッカしないで
とりあえずもう食べて寝ちゃいなよ
ベッドわたしとローグので2つあるから好きな方使って
わたし達は一緒に寝ちゃうから」
す…好きな方！？
いやそう言われると俺も男っていうか…
ス「じ…じゃあAのほ」
ロ「俺の方を使うよな？」
突然低い声が聞こえて振り返ると
部屋着にタオルを肩にかけたローグがいた
ス「はっっえぇなぁおい！？
いや俺はA」
ロ「俺の方だよな」
言葉遮られた
だってAいい匂いするしよぉ
本人がどっちでもいいって言うならそりゃAの方選びてぇだろ
ロ「A、風呂入ってこい」
あ「随分早かったけどちゃんとお湯浸かれたの？」
ロ「大丈夫だから、入ってこい」
ローグに言われて風呂に向かい
Aがキッチンから居なくなると
ギロッと睨まれた
ロ「Aのベッドでお前を寝かせるわけないだろ」
ス「だってどっちでもいいって言われたら男のやつよりそっち選びてぇだろ！」
ロ「あいつが誰の女か分かってないのか貴様！！」
怒りながら味噌汁をお椀に注ぎ始めた
出汁と味噌の匂いで食欲が湧く
……もーいっか
泊まりに来てる身だし
どうせこれ以上粘ったって
譲っちゃくれねぇだろ
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作者名：影星 | 作成日時：2021年5月1日 1時
