とあるライバーの兄妹3【2j3j】

同じ次元で初めての推し…？ ページ26

2019年7月3日




あ｢っは〜……こんなにピアノ弾いたの久々だわ
間に合うと思う？｣



剣｢いやお前久々とか嘘だろ！
全然学校と施設で弄らせてもらってた頃と変わんねぇんだよ
というか今日で更に成長してんだよ！｣



あ｢わぁお刀也の褒めたがりが顔を出してる。ありがとね
…って本当だよ！全然弾く機会も時間もなかったし！

あれかな、身体で覚えた事って忘れないものだからかな｣



剣｢あぁ、それはあるかもしれません
スポーツや運動もそうだし

昔の癖とかもね、なかなか消えないものですから｣



あ｢じゃあ刀也今日ダンスあそこまで覚えたから
もう忘れない…ね？｣



剣｢現役高校生の記憶力と体力を信じろ
本番期待しとけ｣



あ｢ふふっw信じてるよ、親友｣





とある企画に向けてにじさんじのスタジオを借り
今日の練習を終えたわたし達は


廊下の自販機で飲み物を買い
少し離れた休憩スペースで談笑をしながら休憩をしていた



ある程度話の区切りが着いた所で
疲労が軽くなったから帰ることにした

明日も仕事あるし刀也も学校あるし


ゴミ箱にペットボトルを捨てて
建物から出ようと歩いていると先程の自販機近くで
見慣れない人が廊下でDと話していた






剣｢ん？誰ですかねあの人｣



あ｢…会話から察するに…新人ライバーさんかな
今回は女性2人に男性1人ってマネさんに教えてもらった気がする｣



剣｢マジ耳いいな？
じゃあ挨拶…結構話し込んでるから別の機会ですかね
顔と名前だけ調べて頭入れて置きますか
デビューしたら関わる事もあるだろうし

…加賀美ハヤトさん、玩具会社の社長ですって｣



あ｢……加、賀美…ハヤト……？
あの人、近くにある自販機と身長同じ位じゃない？
自販機サイズの代表取締役…｣



剣｢パワーワードですよそれは｣



あ｢………………｣



剣｢どうした？｣



あ｢社長だからテレビとかネットで見たのかな…
なんか微妙に既視感？｣



剣｢え、既視感？
……話しかける？｣



あ｢いや、刀也の言う通り話し込んでるみたいだから今度にする


…てかそんな事より顔良すぎないか？
パーフェクトフェイスじゃん2次元から飛び出してきたの？？
あ、やべぇこの感覚あかんマジで
ねぇ刀也、わたし初めて同じ次元にいる存在を推すかもしれないヤバいヤバいどうしよう助けてまずい｣



剣｢落ち着け
これあの人の初配信同時視聴とかしてみたらこいつの反応面白そうだなw｣



あ｢え、やりたい
マネさん通して許可取ろ｣

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