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佳主馬side


邪魔が入った……
いいチャンスだと思ったのに……


『別に盛ってませんよ。貴方の考えがいけないのでは?』


翔太「う"っオレが来なかったらお前喰われてたんだぞ!!」


ひなに意味が分かるわけないでしょ


『食われてた?私は食材じゃありませんよ?』


ほらね


翔太「そういう意味じゃねぇ!!」


『じゃあどういう意味?』


翔太「そ、それは……その……ヤったらだろ!」


佳主馬「は、なに言ってんの?翔太にぃ頭大丈夫?」


こんなところで襲うわけないじゃん……


『??殺る??』


佳主馬「ひな?殺す方の殺るじゃないからね?」


『あら、そうなの?』


翔太「コワッ!サイコパスかよ!!」


『失礼ですね』


翔太「お前こそ態度改めろ!!」


『敬語使ってるじゃないですか、何か不満でも?』


翔太「お前敬語使ってればなんとかなると思ってねぇか?」


『いや、翔太さんは扱いやすいから……』


翔太「オレをなんだと思ってんだ!!!」


なにこの茶番……


佳主馬「翔太にぃめんどくさい」


翔太「なっ」


ひなを立ち上がらせ部屋に戻る


翔太「待てゴラァ!!!」


太助「翔太〜?うるさいぞ」


なんて注意されてる翔太にぃ。ざまぁみろ


パタンッ


『?佳主馬?』


佳主馬「好き」


『隙?』


佳主馬「そうじゃなくて!彼女になってほしい……」


すると目をパチクリするひな


『佳主馬は私のこと好きなの?私は特別?』


佳主馬「だから、そうだって……」


あ"ぁもう!恥ずかしくなってきた……もう少しロマンチックに告白するべきだったかな?


『ふふ、嬉しいわ!じゃあ私のこの感情も"好き"ってことでいいのかしら』


佳主馬「そうなんじゃない?」


と言ったとたんギュッと抱き締められる


『私から離れないでね、佳主馬』


と僕にだけ聞こえる静かな声で囁くひな


佳主馬「勿論」


そう返して僕もひなの背中に腕を回す


『ところで恋人って具体的にどうするの?』


佳主馬「え、僕もわかんない……」


「『……』」


しばらくの沈黙
その後ひなと思わず笑ってしまった


『私たち似た者同士ね』


なんてクスクス笑う
嗚呼やっぱりひなの笑顔は凄くかわいいな……


コツンッと額を合わせられる
心臓がうるさい……


『私なんかを好きになってくれてありがとう、私の特別な愛しい人……』


ブワッと顔が熱くなる
優しい瞳で見つめられる。口調も柔らかい……今日から僕だけのひな……

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作者名:ひな | 作成日時:2024年2月22日 10時

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