私の一生解けない問題 (ページ9)

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佳主馬side

なんもかもお見通しだ……
力一杯ギューっと抱き締める

『苦しいわよ。どこにも行かないから少し力弱めて？』

佳主馬「ん……ごめん」

フワッと香るひなの匂い……

『ん～、やっぱり落ち着くわね……』

なんて言葉を溢すひな

佳主馬「僕といると落ち着くの……？」

『？えぇ。すごく落ち着くわ』

佳主馬「ッ」

こういうときどうすればいいの？やっぱり告白？でも恥ずかしいし……

なんてグルグル考えているとドサッと押し倒される

『私基本人に興味なんてないの。でもね、佳主馬は他の人と何かが違う……なんて言ったらいいのかしら……』

そ、それって僕は特別ってこと？

佳主馬「僕も……ひなといると落ち着く……」

『ねぇ、この感情を教えて……？佳主馬が他の女の子と話してるのなんて見たくないし誰かと付き合うのもイヤ……ねぇ、どうしてだと思う？』

佳主馬「えっと……///」

と口ごもってしまう

『答えられない？佳主馬は他の子と違う……そう思うのはなぜ？』

佳主馬「僕が……ひなにとっての"特別"ってことじゃない？」

『特別？特別かぁそっか』

ひなって恋愛したことないの？まぁ……僕も人のこと言えないけど……

『特別だからずっと触れていたいと思うのかしら……』

と顔を近付けてくる

き、キスされる？
思わずギュッと目を瞑る

チュッと額に柔らかい感覚

『特別ならこれくらいのスキンシップしてもいいわよね？』

佳主馬「こ、こういうのは付き合う人にやるもんなの！」

『付き合う？恋人になるってこと？』

そこから？！

佳主馬「そうだよ」

『イヤだった……？』

佳主馬「イヤじゃない…けど、心の準備が……///」

本当は僕が主導権握るつもりだったのに

『押し倒して悪かったわね』

と僕を起き上がらせるひな

『お庭に行きましょ！！』

唐突だなぁ

＿＿庭

『よしよし、いい子ね～ハヤテ』

なんてハヤテの頭を撫でるひな……子供にも動物にも好かれてるんだ……

ハヤテ「わん！」

ハヤテも嬉しそうに尻尾を振ってる

『ふぅ……久しぶりに外で遊んだわ』

ひなの額にはうっすら汗をかいている

隣に座ったひなの手をきゅっと握る

『なぁに？』

佳主馬「……ひなって本当僕のこと妬かせるの上手いよね」

『？』

ドサッとひなを押し倒す

佳主馬「ねぇ、ひな……」

『ん？』

佳主馬「僕、ひなのこと…((翔太「昼間ッから盛んな！！ガキ共！！」

佳主馬「チッ」