7 ページ8
健二side
真緒「ん〜わかんない……」
『そこはね__』
相変わらず子供に好かれるなぁ……
佳主馬「……」
佳主馬くんもなにも言わないけどひなにくっついてるし…
真悟「ゲームしたい」
『あとちょっとだから』
裕平「お菓子食べたい」
『しょうがないなぁ……はい、あーん』
裕平「ん!うま〜」
真緒「私も!!」
真悟「オレも!!」
チラチラと佳主馬くんがひなを見る
それにひなは気付いたのか『佳主馬も食べる?』なんて言う
佳主馬「ん」
とチョコを一つ食べる佳主馬くん
『どう?』
佳主馬「……美味しい」
『よかった』
ひながさっきみんなに食べさせたチョコはひなの手作り。ひなの料理に外れはないからなぁ……
『佳主馬は宿題どんな感じ?』
佳主馬「あと少しで終わる。ひなは?」
『宿題配布された当日に終わらせた』
真悟「すげぇ……」
真緒「私お姉ちゃんみたいになりたい!」
裕平「姉ちゃん!丸つけして!!」
『お、裕平くんは一足先に終わったわね』
ものすごいスピードで丸付けをしていくひな。ひなにとっては小学生の問題なんてお茶の子さいさいだろう
佳主馬「ひな、いつになったら終わるの?」
『寂しくなっちゃった?』
佳主馬「……そうだって言ったら?」
『いっぱい構ってあげる』
と言うとひなの肩に頭を置きグリグリする佳主馬くん。え?いや、こんなに佳主馬くんって積極的だったっけ?
佳主馬「……じゃあ寂しい…僕にも構って」
『ふふ、素直ね。今日のところはお勉強おしまい、また明日ね?』
「「はーい……」」
『佳主馬。部屋に行こう』
佳主馬「ん……」
年頃の男女が部屋で二人っきりってなにするの?!
夏希「健二くん?どうしたの?」
健二「あ、えっと……ひなと佳主馬くん二人っきりの部屋でなにするのかなぁ……なんて……」
夏希「佳主馬にも春が来たか〜(ニヤニヤ」
健二「そういう問題じゃないです……」
ひな、大丈夫かな……?
夏希「ひなちゃんが心配?」
健二「え?!ぁ、ま、まぁ……」
心配なのは佳主馬くんの方なんだよなぁ……ひなってSっ気あるから……
____
佳主馬side
『ほら、おいで』
なんて腕を広げるひな。僕は迷わず飛び込んだ。ちょっと恥ずかしいけど……ひなに触れたい気持ちの方が強かった
すりすりとひなに頬ずりをする
『ん、擽ったいわよ』
佳主馬「いいじゃん……だって……」
『寂しかったからでしょ?』
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひな | 作成日時:2024年2月22日 10時