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ひなside
『お風呂上がりました』
万理子「はーい、夏希。入っちゃいな」
夏希「うん」
部屋に行こ……佳主馬起きてるかしら
健二「寝るの?」
『うん』
健二「そっか。おやすみ」
『おやすみ〜』
__部屋に入るとパソコンをいじってる佳主馬
トントンと肩を叩く
佳主馬「ビクッ)ひな……びっくりするからせめて声かけて」
『ヘッドフォンしているから聞こえないと思ったのよ。早く寝ましょう?』
佳主馬「もうそんな時間か……わかった。寝よ」
とちょっと離れた所に布団をひく佳主馬
『ねぇ、布団くっ付けない?』
佳主馬「は?」
『いつもはウサ吉……ウサギの人形を抱き締めて寝てるんだけど……お兄ちゃんに大きすぎるって却下されちゃって』
佳主馬「っし、しょうがないなぁ……」
『ありがと』
と布団をくっつける
佳主馬「電気消すよ」
『うん』
小1まではお兄ちゃんと一緒に寝てたなぁ……なんて思いつつ瞼を閉じた
今日はよく寝れそうだ
____
佳主馬side
トロンとした目にお風呂上がりで火照ってる頬
その……目のやり場に困る……
ふと唇に目がいく
血色のいい、うるおった唇だ
『ん〜……』
ギュッと抱き締められる
佳主馬「なっ!!///」
や、柔らかい……いい匂いする……って変態じゃないんだから!!冷静になれ!!と、というか胸当たってる!!
だ、抱き締め返しても大丈夫……かな?
なんて恐る恐る抱き締める
『か、ずま……』
ぼ、僕の名前……いったいどんな夢見てるの?
明日になったら聞いてみようかな……
人肌を感じつつ眠りについた
____チュンチュン
佳主馬「ん"……朝……」
『んぅ?かずま?』
佳主馬「おはよ、ひな」
『おはよう』
寝起きはなんというか……フワフワしてる?
佳主馬「ほら、立って」
『…うん……』
佳主馬「昨日さ……その……どんな夢見てたの?」
『ん?んー覚えてないや……それがどうかした?』
無自覚……怖……
健二「おはよ。ひな、佳主馬くん」
『お兄ちゃん、後ろ髪跳ねてる』
健二「え?嘘……」
『嘘ついてどうするのよ。夏希さんに直してもらいなさい』
あ、意識が完全に戻った……フワフワしてるひなもかわいかったのに……
侘助「おーい、お前ら起きろ〜」
「『はーい』」
『行こ、佳主馬』
と昨日のように手を引かれる
細くて白い綺麗な手
離したくないなぁ
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作者名:ひな | 作成日時:2024年2月22日 10時