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見直して8日目 ページ9

'



一日で許すほど…私の傷は浅くない。



「それは…無理です、まだ一日しか経ってないのに…」


私がそういえば



「じゃあ一緒に寝てもいい?」

「えっ」


間抜けな声を出したとともにに私は軽く五条先輩に抱えられて
そのまま部屋のベッドへと優しく置かれた。

ドアの閉まる音が静かな部屋に響き渡る。



「あの、五条先輩…」

手を抑えられて抵抗出来ない。

てか、呆気なく部屋に入れちゃった


真上には五条先輩。……これはどういう状況なんだ


頭を悩ませる私を見つめるその瞳から目が離せない





「……か、髪乾かしましょ?」


やっと出た言葉はこれだった。



_____


「……」


ベッドに座ってもらい、私はベッドの上で、
膝立ちしながら彼の頭を乾かしていた



……ふわふわだ。綺麗な髪…


意外にすんなり受け入れてくれたのはいいけど
さっきから五条先輩は一言も話さない。



そろそろ乾き終わるけど、
話しかけてガン無視だったらどうしよう


なんて考えながらも五条先輩の顔を覗いて見た。

若干下を向いている為、髪が邪魔しているが…




「……寝てる」


目を瞑ってて、長い睫毛に視線がいく。



さっき…無茶な任務もしたって言ってたな

疲れてたのかもしれない。


……それでも私の部屋に来てくれたのがうれしかったり




「…五条先輩、起きてくださいっ」

軽く肩を揺すれば目を開けた。



……が、





「あっ、ちょ」


そのままベッドへと押し倒された。

五条先輩も横に倒れ、いかにも寝る状態になってしまった



「……」


え、あの、ほんとに一緒に寝るの?

てかベッドも小さいせいで五条先輩との距離が近くて


「っ……」


耳元に息がかかってくすぐったい




どうにかこの状況を回避しなくては……!!!



「五条先輩、ほら。は、歯磨きしないと〜
虫歯になっちゃいますよ〜」




「全部済ませてきた」


「え」




最初っから一緒に寝るつもりで来てたってこと?

というか、起きてたのね



「ダメですよ、今日あんな事があったのに……」

寝返りを打ち、五条先輩の方を向いた。


それが間違いだったのかもしれない












「っ……」


吸い込まれそうなほど綺麗な碧眼。


ただでさえ、
その瞳に見つめられたら私の心臓はうるさくなるのに

こんな至近距離じゃ……











「何見とれてるの、A。えっちだな〜

そんなに見られたら悟くん困っちゃう」



「ぁっ、……」


顔が赤くなるのが分かった

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設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑   
作品ジャンル:アニメ
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なお - ドキドキする!! (6月18日 12時) (レス) @page18 id: fbf85c88a2 (このIDを非表示/違反報告)
めえ - めちゃ面白い!甘々なの最高です〜!番外編読みたい! (2023年1月9日 12時) (レス) @page50 id: 674394b3e5 (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - なんでこんなに素晴らしいお話が書けるんだ!面白かったです! (2023年1月9日 6時) (レス) @page50 id: 3fb130f810 (このIDを非表示/違反報告)
かしわもち - あなたは、神様? (2022年12月22日 16時) (レス) @page50 id: b0321227c9 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタクちゃん(プロフ) - 番外編見たいです💫 (2022年11月24日 21時) (レス) @page50 id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年11月12日 21時

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