検索窓
今日:53 hit、昨日:55 hit、合計:217,937 hit

見直して41日目 ページ42

直哉side




「…」


とんだ場面に居合わせてしもたぁ…



「おい。何がAにとって一番いいだよ。

このクズ共。最後の最後まで傷つけやがって」


こっわ、 硝子ちゃんってあんな怒るん?
めっちゃ怖いんやけど



「… 硝子に何がわかんだよ」

声のトーンからして悟くん感情なくなっとるやん




「結局お前らはAの為に別れたんじゃない。

Aを傷つけてるのが自分達だって
思い知らされるのが怖かっただけだろ。」



図星だったのか2人は何も言わんかった。



「Aは…お前ら2人と向き合おうとしてたのに。


…良かったな。これからは手出してもいいぞ。」


と、俺に視線を向けた 硝子ちゃん。



「2人ともあの女への愛は健在らしいからまだ出さへんわ」


一瞬だけ俺を見た2人の視線には殺意が含まれてた。

特級レベルの愛の重さやな。

これじゃあ手出しとうても出せれへん



「Aは1年と一緒に帰らせる。文句は言わせない。」


それだけいい 硝子ちゃんは歩いてった。



…俺もはよここから離れよ。


そう思った直後。








「傑…」



「…なんだい」



「俺ら以外の奴と…幸せになって欲しくねーよ…」

普段の悟くんから聞いた事のない弱々しい声に耳を疑った。



「私もそう思うよ。悟…」


傑くんってあんな切なそうな悲しそうな顔するん???



「……」




…この最強2人の弱点はあの女なんやろな


____

Aside



「あれ、アンタこっちの車両なの?」

と野薔薇ちゃんに聞かれた。

「うん…」


「ほら、荷物。」

「ありがと伏黒くん」


涙は帰る前に必死に止めた。

気が緩んだらまた泣いちゃいそうだから…気をつけないと



「てっきり五条先輩達と一緒に帰ると思った!」

「…」

言葉が出なくなった


そんな私を見て


「…ねえ、A。なにかあったんでしょ?」

野薔薇ちゃんに肩を捕まれた。


「…ないよ、なんもない。」


「なんで目腫れてんだよ」

「…」


伏黒くんは…よく見てるなぁ…




「ちょっとだけ、しんどかっただけなの、大丈夫」


「俺たちでよければ聞くよ」


虎杖くんは優しいなぁ、




でも、平気だから、みんな。



大丈夫、大丈夫……










'












「今にでも泣きそうな顔してるのに…
ほっとけるわけないでしょ?」




「っ…」






3人の心配する顔を見て、そんなことを言われたせいか
気が緩んで涙が溢れた。






「馬鹿ね、ほんとに…最初から頼りなさいよ…」

見直して42日目→←見直して40日目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (282 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
960人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なお - ドキドキする!! (6月18日 12時) (レス) @page18 id: fbf85c88a2 (このIDを非表示/違反報告)
めえ - めちゃ面白い!甘々なの最高です〜!番外編読みたい! (2023年1月9日 12時) (レス) @page50 id: 674394b3e5 (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - なんでこんなに素晴らしいお話が書けるんだ!面白かったです! (2023年1月9日 6時) (レス) @page50 id: 3fb130f810 (このIDを非表示/違反報告)
かしわもち - あなたは、神様? (2022年12月22日 16時) (レス) @page50 id: b0321227c9 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタクちゃん(プロフ) - 番外編見たいです💫 (2022年11月24日 21時) (レス) @page50 id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年11月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。