見直して39日目 ページ40
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「…」
分かってる、自分が異常なくらい愛されてるって…
「Aはさ、きっと怖いんだよ。
どうしてアイツらが浮気したのか聞いてないんだろう?
だから余計に色々不安なんじゃない?」
硝子先輩の言う通りだった
あの二人から…浮気した理由を聞いたことがない。
原因が私にあった時…それを聞くのが怖かったからだ
だから今回もこうなった。
あの時……'' 慣れてますから '' なんて言わず…
ショックだった、悲しかった。って言えば
2人のことだから私を精一杯慰めて愛を注いでくれたと思う
でも私は…面倒くさいと思われるかもしれないのが怖くて…
あんなことを言って逃げた。
2人は…歩み寄ってくれてるのに私は1歩後ろで待ってるだけ。
いや、きっと後ろに下がった。
「私…話してきます、」
いつから…逃げてたのか…
ううん、ずっと…最初っから。私は逃げてた
「もうあの二人も帰ってきてると思うよ」
……あと少しで帰る時間だ。早く会って話したい。
「行かなきゃ…っ」
そう言い立ち上がった。
「 硝子先輩、直哉さん。ありがとうございますっ
頑張って話してきます」
2人にお辞儀をした。
すると
「話し合って…
それでもダメなら俺のところにきたらええ。」
「…」
直哉さんの発言に驚いてしまった。
「…冗談やで」
「もう…だと思いましたよ」
私の緊張した心を解すように言ってくれたのか。
直哉さんはやっぱり優しかった。
「はは〜っ、冗談ねぇ〜…?」
「 硝子ちゃん、肘でつつくのやめてもらえませんかね」
ニヤニヤしながら直哉さんを肘でつつく 硝子先輩。
あの二人仲良いじゃん…
なんて思いながら1歩歩き出そうとした
その時。
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「あ、五条と夏油じゃん」
硝子先輩の発言で、振り向けば2人がいた。
よかった、探し回って時間がなくなったら
どうしようって思ってたから…!
「五条先輩、夏油先輩……!」
2人にかけよれば両手にあった紙袋はなく、
預けたのかな?と頭によぎった。
いや、今はそれより話し合いたい、
「あの、お話が______」
「……泣いたのかい?」
と、夏油先輩が優しく私の目元に触れた。
「大丈夫です、あの、!
2人と私…ちゃんと話したくて____」
「……A、俺達…
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_______別れよう」
五条先輩の言葉で、頭の中が真っ白になった。
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なお - ドキドキする!! (6月18日 12時) (レス) @page18 id: fbf85c88a2 (このIDを非表示/違反報告)
めえ - めちゃ面白い!甘々なの最高です〜!番外編読みたい! (2023年1月9日 12時) (レス) @page50 id: 674394b3e5 (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - なんでこんなに素晴らしいお話が書けるんだ!面白かったです! (2023年1月9日 6時) (レス) @page50 id: 3fb130f810 (このIDを非表示/違反報告)
かしわもち - あなたは、神様? (2022年12月22日 16時) (レス) @page50 id: b0321227c9 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタクちゃん(プロフ) - 番外編見たいです💫 (2022年11月24日 21時) (レス) @page50 id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年11月12日 21時