【呪術廻戦】。悟くんと傑くんの本気。 (ページ37)

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見直して36日目ページ37

直哉side

ほんま今回の交流戦はエライ目にあった。

全ての元凶はあの小動物みたいなあの女

化け物二人と3人交際とか頭おかしいやろ

あの女のどこがええん。少し顔がいいだけや

後は目つきも悪いし男も立てれへん。

例えると野良猫みたいな女やのにな

そんなことを思いながら歩いていると

「……は、何してんの」

まるで具現化にでもされたかっていうぐらいのタイミングで
女と遭遇した。

「っ…ぅ、」

「…」

微かに聞こえる嗚咽。

…泣いとんの？

膝抱えて座っとるし、マフラーに顔を埋めててよく分からへん

「おい、こんな高専の隅でなにやってんねん」

「ぅっ、…ぁ、」

「昨日悟くん達が京都観光楽しみにしとったで」

「…うぅ、っ」

何も答えへん女にしびれを切らして腕を掴んだ

「俺の言うてる事聞ぃとんの？」

掴んだ動作で女が顔を上げた。

「っぁ、…すみま、せん…ッ」

「……」

困り眉で頬を赤らめ、
あんだけ目付きの悪かった目は大きく丸く、
涙が溢れていて目をうるうるとさせている

キツかった口調も弱々しく、実にひ弱で可愛い。

スカートとニーハイの間から覗く肌がものすごくそそる

「っ〜〜〜〜」

何やこの感覚。

胸がきゅっと締め付けられる。初めての感覚。

いや俺もそんなアホやあれへん。

これは……完全に沼った。

「ごめん、なさいっ…すぐに離れま＿＿＿＿＿」

「いやええで」

急いで立ち上がろうとした女だったが俺の声で動きが止まり、
そしてゆっくり…再び膝を抱えた。

膝を抱えて座ると余計に小さく見える

「……なんかあったん？」

女の横に座り聞いた。

どうせ言わへんやろなぁ〜〜

「……彼氏の…元セフレに会っちゃって…っ」

「…」

言った。言うたぞコイツ。

しかも想像を遥かに超える話の内容や

「悟くんか傑くん、どっちや？」

「両方…」

「……」

よりによってダブル…！！！

話のスケールが違いすぎる…！！

「今…更正中なんです、あの二人…｣

…更正中って事は…今気張っとるんとちゃうんか？

現に手を出した俺ら殺されかけてるんやけど

「ものすごく愛してくれて…不安なんてなくなるぐらい。｣

涙が引いたのか、小さい声で少しずつ話し始めた

「もう大丈夫だって…思ってたんです。
2人は…私の事を愛してくれてるって」

「ほななんで今そないに泣いとんの」

「……だって…っ」