【呪術廻戦】。悟くんと傑くんの本気。 (ページ36)

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見直して35日目ページ36

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胸が、どんどん締め付けられてく

「……」

「呆れた、悟。お前そんなことしてたのか」

「暇潰しだよ。てかお前らにもう用ねぇから」

と、私の手を引き歩き出そうとした五条先輩。

そんなところを見て…

「え？本命？」

「あっ、もしかして彼女さんだった…？」

首を傾げてそう聞かれた。

「……」

私の口から '' そうです '' とは出てこなかった。

今は胸が苦しくて堪らないから。

「ごめんなさいね〜、悟くんが選びそうな子じゃないから
びっくりしちゃった」

「何、お前。」

五条先輩の声のトーンが一気に低くなった

けど私はなんにも思わなかった

ただただ、2人の女の子と自分を比較した時
そう思われても仕方の無い事だったから。

小さくて子供みたいな私。

化粧もしない…お洒落もしない…

目の前の貴方達とはすごい差だもんね、

「今は見ての通り、この子が大事だから。
……あんまり邪魔しないで貰えると嬉しいかな」

キレそうだった五条先輩を止めるように
この状況をうまく収めた夏油先輩。

女の子二人も不満そうだったが歩いていった。

「…行きましょうか、」

沈黙が続いた中。一番最初に口を開いた

「なぁA、嫌な思いしたよな？悪かっ＿＿＿＿＿」

「平気です」

「平気じゃないだろう、本当にすまなかった、」

「……慣れてますから、」

この一言が全てを物語ってたと思う。

うまく笑えてたか分からない。それでも言うしか無かった。

五条先輩の声…別れを告げた時みたいに弱々しくなってた

夏油の表情…別れを告げた時みたいに焦ってた

「……」

そうだよ、愛されすぎてて忘れてしまっていた。

この2人が私に何をしてきたのかも、

今は……更生中ということも。

情が湧きすぎたんだ。だめだ、

「っ…」

あぁ、涙腺が熱い。

やだな、2人の前で泣きたくないな、

「私…まだ、荷物の準備出来てないんですよね

先に帰ります。2人は京都観光…楽しんで下さい」

2人の返事も聞かずに歩いて高専へと向かった。

その瞬間、もう2人の前じゃないから泣いていい。

そう、安堵したのか沢山涙が溢れた。

どれだけ愛されても…私が欲しかったのは…
涙を拭ってくれる人なのかもしれない

'' 慣れてますから ''

あんなこと言えば2人が私を引き止めれないなんて分かってた。

それでも引き止めて欲しかった私はなんて我儘なんだろう