見直して4日目 ページ4
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「何やってんだアイツらは……」
「いいじゃん、楽しそうだよ」
少し離れた先で遊んでる虎杖くんと野薔薇ちゃんを見てると、
和むのか、私の心は少し軽くなった。
しかしそれも束の間。
、
「……ぇ、」
カップルや家族ずれで賑わう中。
イルミネーションに照らされるのは
身長が高い為、一際目立つ男が2人。
そして、可愛い女の子が1人と、色っぽいお姉さんが1人。
「……」
心臓が、一気に苦しくなって、心は重くなった。
「? どうしたA」
夢だと思いたくても、
紛れもなくそこにいたのは五条先輩と夏油先輩で、その横には
2人が好きそうな女の子。
……童顔で身長も小さい私とは大違い。
「……っ」
目尻が熱くなる。
……本家に行くんじゃないの、?五条先輩。
任務の打ち合わせじゃないの?夏油先輩。
メールの内容が嘘だったということにショックが隠せれない
嘘までついて…あの子達と会いたかった、?
挙句の果てダブルデートしてたなんて…
「A?」
3人交際なんてやっぱりダメだったんだ。
嘘つくぐらい、そんなに私と話したくなかったの?
飽きたら、捨てるの?代わりは…いくらでもいた?
3人交際してみたかっただけなのかな
遊ばれてたのかな、私……
「A!」
「ぁ……伏黒…くん、」
気づけば肩を捕まれ名前を呼ばれていた。
「どうした、?急に_____」
「っ〜〜」
視界が涙で溢れ、イルミネーションの光がぼやけた。
「ちょっと!何泣かしてるのよ伏黒!」
「お前やっぱ目つきもう少し優しくしよう!!!」
「お前らなぁ___」
2人に飽きれる伏黒くんに支えられなんとか立ててる状態だった。
「っ……ぅ、ッ…」
「どうしたのよ、A」
頭を撫でてくれた野薔薇ちゃん。
「体調でも崩したか?」
心配そうに私を覗く虎杖くん。
「無理に立とうとするな、フラついてんぞ」
支えてくれる伏黒くん。
みんなの優しさにも、涙が溢れた。
五条先輩、夏油先輩……
貴方達2人からするとただの遊びだよね
でも、でも、……っ
私は……一生残る傷をつけられた気持ちだよ、
告白の時に言ってくれた好きは…嘘だったんだね
苦しさを通り過ぎたのか、
気づいたらもう、どうでもよくなってしまった
、
次の日私は______
「……別れましょう」
「「え?」」
2人に、そう言った。
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なお - ドキドキする!! (6月18日 12時) (レス) @page18 id: fbf85c88a2 (このIDを非表示/違反報告)
めえ - めちゃ面白い!甘々なの最高です〜!番外編読みたい! (2023年1月9日 12時) (レス) @page50 id: 674394b3e5 (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - なんでこんなに素晴らしいお話が書けるんだ!面白かったです! (2023年1月9日 6時) (レス) @page50 id: 3fb130f810 (このIDを非表示/違反報告)
かしわもち - あなたは、神様? (2022年12月22日 16時) (レス) @page50 id: b0321227c9 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタクちゃん(プロフ) - 番外編見たいです💫 (2022年11月24日 21時) (レス) @page50 id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年11月12日 21時