【呪術廻戦】。悟くんと傑くんの本気。 (ページ30)

今日:92 hit、昨日:55 hit、合計:217,976 hit

見直して29日目ページ30

'

「最終日楽しみだなぁ〜」

「京都観光すんだっけ？」

「五条先輩と夏油先輩が連れてってくれるらしいです」

車で駅に下ろしてもらい

新幹線では五条先輩は私の肩で寝てて、
夏油先輩と硝子先輩含む3人でトランプをした。

気づいたらあっという間に京都で、お迎えの車に乗り
京都校に着いた。

今は五条先輩と夏油先輩が先生に呼ばれたからその帰りを待っている。

「そういえば…他の人達って来ないんですか？」

交流戦と聞いたが… 硝子先輩は出なさそうだし、

となると五条先輩と夏油先輩の2人だけなんじゃ…

「本当は2年生が来る予定だったんだけど出張任務が入って来れなくなったらしい。

その代わりに1年生が明日来るよ」

「…」

…なんにも知らなかったんだが

「じゃあ今日は何するんですか？」

「京都校の3年とアイツらがやり合うんじゃない？
先生達が面白がって決めたことだからよく分かんないけど」

「なら私来るの今日じゃなくて明日でも良かったんじゃ…」

「交流戦なんて五条と夏油は面倒くさがるからね。
…やる気upの為だよA。いわばアイツらの起爆剤。」

「…なるほど」

考えることをやめた私はぼんやりと景色を見た。

京都校の校舎もこんな感じなんだな…

なんて思っていると

「あれ。見ない顔だね〜」

「可愛いね君。」

「…」

自分よりも遥かに大きい男の人2人が目の前に現れた。

……制服着てる…京都校の人かな？

「…東京校の者です。」

「あ〜君達がそうなんだ！え？俺らと戦うの？」

「…」

馬鹿にしてるような笑い方に腹が立つ。

ただでさえ人見知りの私は相手に興味が無い。

硝子さんを連れてどっか違うところに行こう、そう思ったが

「あれ〜硝子ちゃん？」

背後から聞こえた声に振り向いた。

「…誰アンタ。」

煙草を吸いながら横目で見る硝子先輩。

「この間の任務一緒やったやん

禪院直哉やで？また会えて嬉しいわ〜」

興味も無いし地面を歩く蟻を見ていた。

足音からして距離を縮めてくる男。禪院…御三家様か。

どうでもいいけど

そんなことを思っていると男の手が硝子先輩に伸ばされた。

その瞬間

「ん？なんやこの小動物みたいな女は」

男の手を掴んだ。

「…… 硝子先輩に触らないで下さい」

顔をあげれば

「……」

私の顔を見て首を傾げた男。

そして

「うわぁ〜めっちゃ顔タイプやわぁ、」

私の手を握った。