検索窓
今日:90 hit、昨日:55 hit、合計:217,974 hit

見直して21日目 ページ22

'



目をパチクリさせる五条先輩。



……おかしいな、さっきまであんなに言い合いしてたのに…

急に彼が愛しくなっちゃった




「すき……好きです、」


あんまり考えたことなかったけど…

どうして私…こんなにベタ惚れするような人だったっけ?


「っ……」


夏油先輩と五条先輩に対して甘くなったと思う

それは……愛されてると思ったから?




「ごめんなさい…あんなこと言って…」



両手で彼の頬を包みそう言えば



「いいよ。俺も悪かった、

ヤキモチなんて…餓鬼みたいなことしたわ」

と、言われた。



普段の彼なら謝らないだろう
しかし更生の件もあったからか、素直に謝った



……私のために…更生しようとしてくれてるのが嬉しい

チョロいのは私だ。

2人の浮気者にこんなに振り回されてるんだもん



愛を知らなかったせいか

愛に飢えていたせいか



いざ、与えられるとこんなに満たされるものなのか…





「冷たいな。早く風呂に入らねーと……」

五条先輩の手が頬に触れた。

少し足早になってるのも、私を心配するのも…

全てが愛しい。胸の奥がきゅっと、する。







「あ。傑」


五条先輩の声で前を向けば


「報告書出しに行った私より遅いって…
どこで道草食ってたんだい」

と、夏油先輩が私の部屋の前にいた。




「色々。」

「またAをいじめてただろう」


部屋の前につけば、ゆっくり私を降ろした。


「ほら、行くよ悟」

「へーへー」

「ちゃんとお風呂に入るんだよA。
風邪ひかないように」





「ぁ、帰るんですか、?」


てっきり部屋にでも寄ってくかなって……





「悟の馬鹿が何かやらかさないか不安だっただけだからね
無事部屋に着けたならいいよ」


「俺は丁重にAの生足を死守してたんだよ」

「それは褒めておこう」




「…」



「じゃ、またねA」

「風呂入れよ〜っ」





「……」



無意識だった。



「A?」


気づいたら2人の服を掴んでいて



「ぁ……」



2人の視線で自分が何をしたか理解する。


柄じゃないことをしてしまった、顔が一気に熱くなる。



「いや、その、っ」


慌てて手を離し一歩下がったが



「……なに、寂しいの?お前。」


「可愛いことするね、A」



距離を詰められ余計に心臓が高鳴る。



「色々とありがとうございました、それでは失礼します!」


無かったことにしようと部屋に逃げ込もうとしたが


五条先輩に手を捕まれそれは叶わなかった

見直して22日目→←見直して20日目



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (282 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
960人がお気に入り
設定タグ:呪術廻戦 , 五条悟 , 夏油傑   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

なお - ドキドキする!! (6月18日 12時) (レス) @page18 id: fbf85c88a2 (このIDを非表示/違反報告)
めえ - めちゃ面白い!甘々なの最高です〜!番外編読みたい! (2023年1月9日 12時) (レス) @page50 id: 674394b3e5 (このIDを非表示/違反報告)
西(プロフ) - なんでこんなに素晴らしいお話が書けるんだ!面白かったです! (2023年1月9日 6時) (レス) @page50 id: 3fb130f810 (このIDを非表示/違反報告)
かしわもち - あなたは、神様? (2022年12月22日 16時) (レス) @page50 id: b0321227c9 (このIDを非表示/違反報告)
ヲタクちゃん(プロフ) - 番外編見たいです💫 (2022年11月24日 21時) (レス) @page50 id: 750e30c04d (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2022年11月12日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。