。我慢34 。 ページ35
,
「オイ んな事言ってんじゃねぇA」
「なんでだよ....!!」
『もう大丈夫だよ、不死川さん、宇髄さん
.......ありがとう』
.......いいの、これで、大丈夫だから
きっとこれが1番いいの。
今の場を沈めるのに。
『お館様......
期待にも添えず勝手な申し付けをお許しください』
そう私がいえば
「.....君は止めてもきかなそうだね」
なんて、言われた。
.....そうです、その通りです
ごめんなさいお館様.....
この場を沈めるために.......
私は言ったのかもしれない。
.......けどね、本当はね
この先同じようなことがあったらなんて考えたの。
私の判断ミスで......
私の私利私欲で.....また命が失われるのなら
やめたほうがいい
____ううん、やめたいの。
.......耐えられないの
もう.......我慢するのが疲れちゃったの、
もう、辛いの、苦しいの
毎日結香さんのことで頭いっぱいな日々は嫌で、
義勇さんのことを考えるのも、辛いの、
『っ......』
隊服を握りしめた
その時。
「少し、Aと2人にしてくれないかい」
『.....お館様.....』
ポンと、不死川さんに頭を撫でられ
みんな早々と、部屋を出ていった。
_______
___
,
『.......申し訳御座いませんお館様』
みんながいなくなれば、お館様と二人きり。
私が謝れば、_____
,
「A。君の書く字はいつも綺麗だね」
そんなことを言われた。
『.....』
黙って聞いてれば.....
「君の字は真っ直ぐで、とても綺麗だ。
性格がよく出ている......
,
結香の分の仕事までやっているね?」
『っ.......』
胸が飛び跳ねた
「....気づくのが遅くて悪かったね
....あの場を沈めるために 謹慎と言ったのも
悪かったと思っている
.......すまないね」
『お館様.....』
分かってたんだ。
だから謹慎って...
胸の奥が、じわじわと、込み上げてくる。
「でもきっとAはあの場を沈めるためだけに
辞めると言ったわけでもなさそうだ」
全てお見通しのお館様。
......やっぱり凄いなぁ、尊敬するなぁ、
「.......いつでも帰っておいで、
君の柱としての居場所は残しておくよ」
『はい.......ッ』
私はあなたの元で戦えて幸せでした
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雪の花 - あまり、映画や小説で泣かないのに、めちゃくちゃ涙が出てきました。 (2022年1月9日 20時) (レス) id: b66614c381 (このIDを非表示/違反報告)
みみみみみ - すごく悲しくなりました!絶対小説家の才能ありますって! (2021年4月13日 0時) (レス) id: 46b37efe83 (このIDを非表示/違反報告)
あ ず - 涙がケータイにかかってやばい事になりました!どの作品もいいものばかりです。頑張ってください! (2021年1月8日 0時) (レス) id: a154798d09 (このIDを非表示/違反報告)
紬。 - ヤバい…才能がありすぎて…デビューしたら凄い売れるんじゃないですか!とてもいい作品ですね!めっちゃ泣いちゃいました(((泣 (2020年12月16日 19時) (レス) id: db2eb7a25e (このIDを非表示/違反報告)
ルミナ - 2001票目失礼します...!面白いです!涙が止まらないです...。応援してます! (2020年10月11日 1時) (レス) id: 95f722ce93 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒姫ユキナ | 作成日時:2019年9月20日 21時