スーパーダンガンロンパ2〜消え行く仲間と私の...6〜

２７７話 ページ33

狛枝「だけど、未だに腐らないんだよ...ねぇこれってさ、僕と一体になってるってことだよね！凄くない？僕は最大の敵である超高校級の絶望を取り込むことに成功したんだよ！」





？「ふーん、死体を漁っちゃったんですか...ツマラナイ事をするんですね。」





狛枝「勘違いしないでくれるかな？僕はあいつの事をあくまで敵として見ているだけだからね？僕が一番愛してるのはこっちだから。」




そう言って首輪に繋がっている鎖を見せてきました。





狛枝「あ、窓の外を見てよ。ようやく着いたみたいだよ。」




貴方「ふぁーあ、おはよう。凪斗。」





狛枝「おはよう！ほら、Aも外見て！あれがジャバウォック島だよね？これからあの島で何が起きるんだろうね？ドキドキしちゃうね？」






？「何が起きるかって？そんなこと大体予想つきますけどね。」





狛枝「え？」




？「才能に愛されている僕には、それくらいの事は分かります。」






女の子は外を一切見ず、僕の方をジーっとずっと見つめていた。






貴方「.....」




？「僕はこの先のイベントには参加しないので。」




狛枝「また会えるかな？」




？「会う必要なんてありません。だって...あなたはツマラナイ。」





狛枝「.....連れないね。Aもこの人も関わらなくていいよ。僕だけしか話しちゃダメだからね。」






貴方「.....」




それでも尚、僕を見ていました。









日向side






あれ？ここは？





目の前には扉が。




その扉を抜けると、




日向「え？教室...？」





確か皆とあの遺跡に入って.....そこからの記憶がすっぽり抜け落ちたようだった。




それにやたらと奇妙な教室だ。






どうして自分がここに？？






日向「ここはどこなんだ？ジャバウォック島の、どこにある場所なんだ？」




Aたちもいない.....！





《キーンコーンカーンコーン》




モノクマ「あー！あー！マイクテストッ！マイクテストッ！校内放送！校内放送！えー！ではでは、オマエラ希望ヶ峰学園にようこそ！これから卒業試験についての説明を行いますので....至急体育館までお集まり下さい」





日向「は？ど、どうしてここが希望ヶ峰学園なんだよ！それに、卒業試験って何だ？」




もうコロシアイは終わったはずだ。



俺は体育館に向かう。


廊下も奇妙な様子だ。



日向「きっと、ドッキリハウスみたいに、俺達を驚かせるためにモノクマが作った建物だ。」

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