スーパーダンガンロンパ2〜消え行く仲間と私の...6〜

２４９話 ページ3

貴方side





ウザい、ウザイ...






左右田「ソニアさんに向かってなんて事言うんだよ！」





この男が１番面倒くさい。







貴方「で、私が凪斗に殺されたと思う？」






日向「ち...違うのか？」






このまま行けば、凪斗の思い通りに...






最後まで嘘を貫き通してやる。





だけど最初は真実をね。








貴方「本当の事を言ってあげる。私は凪斗に私を殺せと命じた。彼の前で自分を傷つけて...それだけの覚悟があると証明するためにね。」







左右田「じゃ、じゃあ...お前は、狛枝に自分を殺させたのか？？」





ここからは自分を欺いてやる。






貴方「うん、だからさ...皆を殺すために自 殺と思えない自 殺をさせたんだー！そしたらすぐ洗脳されてケロっと死んじゃったんだよね！あははっ！絶望的にウケるよね！ね？！そう思わない！？」







左右田「こ、こいつやべぇぞ...狛枝と揃って異常だ...異常すぎるって...」







九頭龍「...」






終里「てことは...全ての元凶はお前なのか？」







貴方「うん！そうだよ〜？何か文句でもある〜？」








日向「ほ、本当なのかよ！？俺はそんなの信じられない！！！」






貴方「信じられないなら信じなくていいんじゃないですか？でも、計算外だったなぁ」







終里「自分が...生きてたことがか？」






貴方「うん、だってそうじゃないと凪斗に全責任を押し付けられないじゃん！」





本当はどっちでもよかったけどね。こんな風にみんなの絶望になれた。死んでもみんなの希望になれた。







貴方「どう？信じられない？絶望的？」






ソニア「そ、そんな人だったなんて...ﾋｯｸ」






貴方「ちゃんと話してあげたのに、普通そんな顔する？凪斗に置いていかれた悲しい悲しい気持ちを抑えて、頑張って話してあげたのにね。」







日向「どうしても信じられない...お前がいきなりそんなことをするとは思えない。」






九頭龍「俺も思えねぇ...」







貴方「思えない理由があるわけ？」







九頭龍「だってよ...俺は聞いちまったんだよ。ドッキリハウスでの狛枝とオメーの会話を。んで受話器を置いた狛枝が言ったんだ。『Aはボクに洗脳されてしまった』ってな。」






貴方「はぁ？」







九頭龍「俺がいることに気づかなかったあいつは、そんな言葉を吐いてたんだよ。だから、オメーが洗脳したんじゃなくて、狛枝がオメーを洗脳してたんだよ！」

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