スーパーダンガンロンパ2〜消え行く仲間と私の...6〜

２５９話 ページ13

創に抱き締められて、私の中の汚い私が消えたような気がしたんだ。







貴方「...みんな......ごめんなさい。謝っても許されないって分かってるけど、ごめんなさい...」





皆「......」






頭を下げると、お腹が曲がって血が漏れだす。






貴方「ぐっ...」







お腹の血が口に上がってきて、吐血してしまった。





傷が塞がってないと大変なんだね。







それもさっきできた傷だし。









九頭龍「も、もういいよ。顔あげろ......俺は、オメーが生きててよかった。それだけだ。何も怒っちゃいねぇ。オメーがそうなったのも俺たちの責任でもあるんだしな。」








貴方「九頭龍くん...」







終里「...俺も言い過ぎたな。つい、カッとなって酷いことを言っちまった。すまねーな、A...」






貴方「いいんだよ、私もごめんなさい。」






ソニア「ふふっ、やっとAが帰ってきましたね」




貴方「ソニア...」






左右田「そうですね、ソニアさんっ！」




こいつはいつも通りだな




貴方「......」





日向「ほら、お前の居場所はここにある。俺達はお前の事が大好きなんだよ...！」






貴方「...みんなぁっ...」





七海「やっぱりAさんは笑った方がいいよ((ﾆｺﾆｺ」




貴方「ありがとうっ...」





皆は優しい。





ダメな私を見ても、それを正してくれた上で好きでいてくれる。




最高の仲間。




皆がさっきと違って優しい笑顔で見てくれる。







モノクマ「ねぇー、感動的な所すみませんけどー...早く議論を終わらせてくれないかなー？」





日向「そうだ...さっきの続きからだな。」




毒殺で殺されて、身体中の傷がカモフラージュされてたところからだよね？





左右田「あぁ...で、毒殺で死んだのは分かったんだけどよ...それがどうかしたのか？結局あいつが自 殺ってことは変わらねーんだろ？だったらもういいじゃねーかよ！」






終里「狛枝は自分が用意した毒を吸って死んだ...うん、自 殺ってのはやっぱ一緒だな。」






九頭龍「まぁ、これでAもこの事件もスッキリしたんじゃねーか？本当の死因もハッキリしたことだし...おしっ！全ての謎は解けたはずだ！安心して投票タイムに入れんだろ！」

　




日向「い、いや...だけど...」







貴方「待って、その結論はまだ早いよ。全ての謎が解けた訳じゃないと思うよ。」

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