248話 ページ2
日向「俺も...今回の事件を調べてるときに、何度も疑問に思ってたんだ。どうして犯人は、ナイフと槍を使い分けたんだろうって」
終里「そのトリックを成立させるためには、その槍である必要があったから...ってことか、」
九頭龍「......じゃあ...マジなのかよ...?あいつが自 殺ってのは...マジなのかよ?」
...俺も信じがたい真実だった。
九頭龍「あの全身の傷も全部...あいつが自分でやった事だったのかよ!」
ソニア「しかも...槍を握ったままですよね...?致命傷になった槍は、最後に狛枝さんに刺さったはずですから...」
終里「口のガムテープも自分で貼ったのか?」
七海「痛みで声を上げて皆に気づかれないために、自分で自分の口を塞いでおいたんだろうね」
左右田「じゃ...じゃあ...」
日向「あぁ、Aも俺達の中の誰かが殺したわけじゃない。あいつは...狛枝に殺されたんだよ。」
死亡推定時刻、全てにおいて、彼女が狛枝に殺されたのは間違いないはずだ。
左右田「く、狂ってるってレベルじゃねーぞ!人を殺して、自分を傷つけて...どうしてそこまでできんだよ!」
日向「きっと...俺達を間違えさせるためだ...自 殺と思えない自 殺をすることで...俺達を間違えた答えに誘導しようとしたんだ...狛枝の目的は...俺達全員の処刑だったんだよ!」
キュッキュッ
パチパチパチパチ...
誰かが拍手する音と床を擦れるタイヤの音が聞こえた。
暗闇からその姿が露になる。
バコンッ
そして、ある人物の遺影がぶち倒された。
貴方「勝手に人を殺さないでくれない?」
日向「!?」
ソニア「え!?」
左右田「生き返ったぁ!?」
九頭龍「!?何でオメーがここにいんだよっ!?」
終里「なっ!?」
貴方「お見事。だけど、その推理には...少しだけ間違ってる箇所があるよ。」
黒い笑みを浮かべた彼女は、薔薇が飾られた黒い車イスに座り、血だらけのモノクマのヌイグルミを抱き締めていた。
身体中は包帯だらけで、所々血がにじんでいて...痛々しかった。
日向「ど、どういう事だよ!?」
貴方「皆は私が凪斗に殺されたと思う?」
ソニア「ち、違うのですか?!でも、Aは自 殺なんてするような...」
貴方「君は私の事をどこまで知ってるか知らないけど、そういう言い方やめてくれない?」
123人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うじっしー(プロフ) - やえさん» ありがたいお言葉……!また更新頑張っていきますね(*^^*) (2021年5月17日 0時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
うじっしー(プロフ) - サヤさん» ありがとうございます!更新がんばります! (2021年5月17日 0時) (レス) id: d3a8c31e55 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ?(プロフ) - 初めまして! サクラと言います!私も、ダンガンロンパシリーズ大好きで最初から読ませてもらってます! ダンガンロンパのアニメの動画なんですけど、Amazonプライムビデオだと無印も絶望編も希望編も全て無料で見る事が出来ますよ! (2021年5月16日 23時) (レス) id: 12622ccc94 (このIDを非表示/違反報告)
サヤ(プロフ) - 続きが楽しみです!頑張ってください! (2021年4月4日 20時) (レス) id: 4f60a72d2e (このIDを非表示/違反報告)
やえ - すごく面白いです!これからも無理しない程度で頑張ってください! (2020年6月30日 18時) (レス) id: bf9ff1b202 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うじっしー | 作成日時:2017年8月29日 0時