16 甘いよりも ページ16
買うものを買えた私は、
高級そうな紙袋を提げて家に向かった。
すると、ブーブーとカバンの方から
スマホが鳴っていることに気付いた。
｢(ん？課長からだ)もしもし、春日ですが｣
『あ！春日さん、今いいかな』
｢はい、大丈夫ですよ｣
『明日会社のみんなで飲みにいくんだけど、どう？』
明日といえば、鉄朗にプレゼントする予定だったけど、
ここで断ったら、付き合いの悪いやつだって
思われちゃうかもしれないしなあ。
｢はい、是非｣
『じゃあ、参加にしとくからね。
それじゃお疲れ様』
｢はい、失礼します｣
ツーツーと電話が切れる音がすると、
そのままカバンの中に戻した。
明日、楽しみだな。
｢これ、どうしよ...｣
しかし、問題はこのネックレス。
本来なら明日渡す予定だったけど。
腕時計を見ると、18時をまわった所だ。
｢(...ちょっとだけなら邪魔にならないよね)｣
この時間なら鉄朗も帰ってきているだろう。
そうだ、サプライズってことで行っちゃお。
驚くだろうなぁ。
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・
・
歩いて数十分のところ、
鉄朗の住んでいるマンションに着いた。
｢(ええっと確か、6階だったはず)｣
エレベーターのボタンを押して6階まで行って、
入ってきたところから3番目のドアに
【黒尾】という表札が掛かっているのを確認して
緊張しながらもインターホンを押した。
｢はーい｣
しかし、玄関のドアが開けば
可愛らしい女の人が出てきた。
見た感じ私よりも年下だ。
妹なんて居たっけ？なんて思いながらも
とりあえず鉄朗のことについて聞いてみた。
｢鉄朗くん居ますか？｣
｢...あの、どちらさまでしょうか｣
それは貴方よりも私が聞きたい。
｢鉄朗くんに渡したいものがあったんですけど｣
｢おい！｣
奥の方から男の声がして、
見てみると動揺している鉄朗が立っていた。
｢お前、何しにきたんだよ...｣
｢あ、渡したいものあって｣
｢...ちょっと外出るわ。家で待ってろよ｣
鉄朗は、玄関に立っている女の人にそう言うと
私の腕を引いて下に降りて行った。
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・
※この小説の夢主の苗字は｢春日｣です！！
｢望月｣ではありません！
苗字のミスを発見してしまいました...
大変申し訳ありません...
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黎子(プロフ) - 林檎さん» コメントありがとうございます！！私は文をまとめる力がないので自信がありませんでしたが、いい雰囲気が伝わって良かったです！これから更新頑張ります！ (2019年3月21日 8時) (
レス) id: 1c7dde52b2 (このIDを非表示/違反報告)
林檎(プロフ) - いい！あまい！最高です！これからも応援してます！！更新頑張って下さい！！ (2019年3月21日 5時) (レス) id: 89e258a129 (このIDを非表示/違反報告)
黎子(プロフ) - ぬりえさん» コメントありがとうございます！！制作中なのでもう少しお待ちください！面白いと言って頂けて嬉しいです！ありがとうございます！ (2019年3月19日 19時) (レス) id: 1c7dde52b2 (このIDを非表示/違反報告)
ぬりえ(プロフ) - クロ…続き気になります！すごく面白いです！頑張って下さい (2019年3月19日 7時) (レス) id: 5d60eb57a7 (このIDを非表示/違反報告)
黎子(プロフ) - MAGICさん» あああああ！ありがとうございます！拙い語彙力でありますが頑張らせていただきます！ (2019年1月25日 22時) (レス) id: 1c7dde52b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黎子 | 作成日時：2019年1月7日 1時
