自惚れるな ページ12
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談話室に居るのは僕とAのふたり。
…ん？
なんでこいつがまだいるんだ？
真っ先に部屋に戻りそうなのに。
『ねぇ、まだ何か用なの？』
ドラ「は？別に僕はお前に用なんて」
『じゃあこの手、早く離してくれない？』
そう言ってAは視線を下にやる。
促されるままに視線を下げると
まだAの腕を掴んだままの僕の手があった。
ドラ「あっ…」
思わずぶんと手を離す。
ドラ「べ、別にお前を引きとめたかったとかそういうんじゃないからな？！自惚れるなよ馬鹿め！！」
『はぁー、自惚れてなんかないけど。でも私に馬鹿って言いたいなら私より勉強できるようになってから言ってね。』
それじゃあ、と言い残し
Aは部屋へと戻って行った。
ほんっとに！
どこまで腹立たしい女なんだ！
いちいち気に触る。
フンと鼻を鳴らし、僕もまた部屋へと戻った。
───あいつの腕、細かったな。
手のひらが妙に熱く、
その夜はなかなか寝付けなかった。
・
次の日先生たちから話を聞くと、
トロールは地下の女子トイレに出現。
そこにたまたま逃げ遅れたハーマイオニー・グレンジャーがいて、それを助けにハリーポッターとロナルド・ウィーズリーが向かったが
ピンチになっていたところをAが助け、さらにトロールを倒したのだとか。
それは一瞬の鮮やかな手つきだったらしく、
勝手なことをしたことに対して先生たちは怒ってはいたものの、その手つきには感嘆の声を上げるほどだったらしい。
本当に。
どこまでも腹立たしいやつだ。
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美愛(プロフ) - リアルはりねずみさん» わぁぁ！ありがとうございます！ぜひ是非もうそろそろ物語も大きく動くので楽しみにしててください(´˘`＊)毎日ありがとうございます (2023年2月11日 23時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
リアルはりねずみ(プロフ) - 初コメ失礼します。毎日ウッキウキで見でます！これからも頑張ってください！ (2023年2月11日 22時) (レス) @page48 id: e9f90883f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年2月2日 8時
