アイスブルー ページ5
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バーベキューが終わり、肝試しも終わり(全力で脅かしに来たウィーズリー双子は絶対に許さない)
合宿最後の夜ということではっちゃけ回ったみんなは
疲れ果てた様子でベッドに体を預けていた。
そんな男子部屋を抜け出し、
ひとつ上の3階、1番奥の部屋の扉をコンコンと叩く。
『…誰？』
鈴の音のような返事を聞いた後、ゆっくりと扉を開ける。
扉を開けた先には
バルコニーに出て月を見上げていたAの姿があった。
『あらドラコ。どうしたの？』
僕の姿を確認すると
澄ました顔をしていたAの頬が少しだけゆるむ。
蒼白い月の光に照らされた横顔が息を飲むほどに綺麗だった。
ドラ｢あと1分で、1年で1番大切な日になるから会いに来たんだ。｣
僕の言葉に少し首を傾げるA。
そしてようやく思い当たることがあったのか、
納得したような顔つきになり、そのままゆっくりと微笑んだ。
『今回はちゃんと覚えててくれてたのね。』
ドラ｢別に、前回だって忘れてたわけじゃない。｣
『ふふふ、そうね。私が伝えてなかっただけだものね。』
バルコニーで僕らは向かい合うような形で見つめ合う。
互いの瞳に互いしか映って居ないことがひどく心地よかった。
ドラ｢ハッピーバースデー、A。生まれて来てくれてありがとう。｣
僕の言葉が終わると、
Aは嬉しそうに僕へと手を伸ばし、抱きついてくる。
そんな華奢な腰を抱き寄せ、腕に力をこめた。
『ありがとう。お祝いされるのって、こんなに幸せな気持ちになるのね。』
ドラ｢この先死ぬまで、何度でもするさ。｣
微笑むAにプレゼントの白い箱を差し出す。
そして水色のリボンに手をかけ、しゅるっと解いた。
ドラ｢…何を渡そうか、色々考えたんだ。｣
『え…これって…』
驚いた様子でAはプレゼントを見つめる。
Aの瞳の中に、アイスブルーの色が揺れた。
ドラ｢アイスブルーダイヤモンドの意味は、永遠、そして幸せ。｣
プレゼントの箱から蒼く輝く宝石のついた指輪を取り出す。
そしてAの左手をすくうように手に取ると、
薬指にその指輪をはめた。
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美愛(プロフ) - Aliceさん» こちらこそ、いつも素敵なコメントに支えられました(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”作品を愛して頂き、作者冥利です！ありがとうございます✨ (2023年4月20日 17時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 完結お疲れ様でした！毎日幸せな時間を過ごせました。本作品に出会えて本当に嬉しく思ってます。今日から何度も読み返して新連載の更新をお待ちしますね！少し寂しいですがこの2人の幸せを切に願ってます。素晴らしいお話ありがとうございました！ (2023年4月20日 17時) (レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - Aliceさん» わぁ〜何よりです🥰いつもワクワクするコメントありがとうございます！ぜひドキドキしながら今後の展開楽しみにしててくださいね🥰 (2023年4月11日 0時) (レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - うぁぁぁあ！！心臓が！私の心臓がっ！！ネタバレになるのでここで書けませんが！こんなにスクロールするのがドキドキするなんて！( ⌯ﾉㅿﾉ)完結が喜ばしいことなのに永遠と続いて欲しい欲求が！(´^q^`) (2023年4月10日 18時) (レス) @page6 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年4月9日 18時
