本気 ページ6
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指輪が薬指にピッタリとはまったことに
驚いたような表情を僕へと向けるA。
まったく、普段見ていればお前の指のサイズくらいわかるに決まっているだろう。
そんな露骨にびっくりした顔をするな。
…そう言いたい気持ちを抑えて、
今日だけは静かに格好を付ける。
Aの瞳を静かに覗き込めば
僕の手か、Aの手か、はたまた2人の手だろうか、
重ねた手が微かに震えた。
…あぁ、くそ
こんなに緊張するのか
落ち着かせるように
すぅーっと息を吸い、深く吐く。
そして決心を胸に、口を開いた。
ドラ｢ホグワーツを卒業したら、僕と結婚してくれないか。｣
『っ…』
僕の言葉にAの瞳が潤み始める。
一瞬だ。
だが永遠とも思えるくらい
長く静かな時間が2人の間に流れた。
『本、気…？』
ドラ｢冗談でこんな恥ずかしいことすると思うか。｣
『信じて、いいの？』
ドラ｢僕が嘘ついたことあるか？｣
フッと僕が表情をやわらげれば
Aは勢いよく僕へと抱きつき、そして唇を重ねた。
Aの瞳から溢れた雫が頬をつたい、唇を濡らす。
しょっぱいはずなのに、
それが今日はひどく甘く感じた。
『喜んで、お受けさせてください。』
泣き笑いの顔でそう言うAに
熱く、温かい感情が込み上げてくる。
この気持ちを言葉でなんと伝えたらいいだろうか。
きっと何万通りの言葉を尽くしても
僕の今の想いは伝わらないだろう。
そんなもどかしい想いを伝えたくて再び唇に温もりを落とす。
傷つけないように、優しく。
それでいて溢れんばかりの熱が、
どちらのものか分からなくなるくらいに僕らを溶かしあった。
吐息混じりに唇を離し、見つめ合う。
あぁ、きっと僕らは今同じことを考えている。
ドラ｢なぁ、もっと触れたい。…抱いていいか？｣
僕の言葉にAは紅潮した頬をさらに赤くした。
だがその艶っぽい瞳は確かに僕をとらえ、こくんと頷く。
その頷きを合図に、
僕らの体はベッドに深く沈みこんだ。
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美愛(プロフ) - Aliceさん» こちらこそ、いつも素敵なコメントに支えられました(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”作品を愛して頂き、作者冥利です！ありがとうございます✨ (2023年4月20日 17時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 完結お疲れ様でした！毎日幸せな時間を過ごせました。本作品に出会えて本当に嬉しく思ってます。今日から何度も読み返して新連載の更新をお待ちしますね！少し寂しいですがこの2人の幸せを切に願ってます。素晴らしいお話ありがとうございました！ (2023年4月20日 17時) (レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - Aliceさん» わぁ〜何よりです🥰いつもワクワクするコメントありがとうございます！ぜひドキドキしながら今後の展開楽しみにしててくださいね🥰 (2023年4月11日 0時) (レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - うぁぁぁあ！！心臓が！私の心臓がっ！！ネタバレになるのでここで書けませんが！こんなにスクロールするのがドキドキするなんて！( ⌯ﾉㅿﾉ)完結が喜ばしいことなのに永遠と続いて欲しい欲求が！(´^q^`) (2023年4月10日 18時) (レス) @page6 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年4月9日 18時
