共に生きる未来 ページ34
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ドラ「おはよう。相変わらず朝早いな。」
『あ、遅いわよドラコ。急用で終わらせなきゃいけない仕事が入って…。…あ、そうそうスコーピウスが幻の生物とその生息地の教科書買い忘れたちゃったみたいなの。ドラコ、明日にでも買って渡してあげてくれる？どうせホグワーツの中で会うでしょう？』
ドラ「ああ、わかった。」
こちらを見ることも無く早口でそう言うAに少しだけムカついて、顎を持ち上げちゅっと口付ける。
突然のことにAはぽかんとした表情を浮かべていた。
『どうしたの急に。』
ドラ「別に愛する妻におはようのキスをしてはいけない理由なんてないだろ。」
そんな直接的な物言いにAはみるみるうちに頬を赤らめる。
まったく、何年経ってもうちの妻は愛らしい。
『もう…ドラコも早く準備しなよ。今年から教える教科変わったんでしょう？』
ドラ「下手くそな照れ隠しだな。」
『っ…！』
相変わらず真っ赤な顔で睨んでくる、
そんなところも好きだ。
ホグワーツ卒業後、
魔法省、そして魔法界の改革へと身を捧げたA。
そんなAを見て自分にはなにができるだろうかと色々考えてたどり着いたこと。
それはきちんと魔法を使いこなせる学生たちを育てることだった。
Aと同じように闇払いになって魔法省に努めることも考えたのだが
Aが僕に「ドラコは教師向いてると思うよ」
だなんて熱弁するものだから教師を目ざしてみることにした。
まぁ今では、この職も案外気に入っている。
教鞭を取り、ホグワーツの教授になった僕は去年まで魔法薬学を教えていたが
ついに今年から闇の魔術に対する防衛術を教えることになったのだ。
ドラ「…Aが居たから僕の人生は変わったんだ。」
『どうしたの急に。』
ドラ「いや、ふとね。Aが居なかったら今の僕は居なかっただろうと思ったんだ。」
教師になることも無かっただろう
人を愛する幸せを知らなかっただろう
守りたいもののために頑張ることの素晴らしさを知らなかっただろう
そして、大切な2人の宝物にも出会えなかっただろう
ドラ「僕と一緒に生きてくれてありがとう。」
ふっと表情を緩めれば
つられてAも柔らかな笑みを浮かべた。
『それは、私のセリフだよ。』
幸せそうにそう言うAの頬に唇をよせ
もう一度見つめ合えば、
次はどちらからともなく互いの唇を重ね合わせたのだった。
Fin
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美愛(プロフ) - Aliceさん» こちらこそ、いつも素敵なコメントに支えられました(⋆ᴗ͈ˬᴗ͈)”作品を愛して頂き、作者冥利です！ありがとうございます✨ (2023年4月20日 17時) (
レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - 完結お疲れ様でした！毎日幸せな時間を過ごせました。本作品に出会えて本当に嬉しく思ってます。今日から何度も読み返して新連載の更新をお待ちしますね！少し寂しいですがこの2人の幸せを切に願ってます。素晴らしいお話ありがとうございました！ (2023年4月20日 17時) (レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
美愛(プロフ) - Aliceさん» わぁ〜何よりです🥰いつもワクワクするコメントありがとうございます！ぜひドキドキしながら今後の展開楽しみにしててくださいね🥰 (2023年4月11日 0時) (レス) id: 66f373a354 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - うぁぁぁあ！！心臓が！私の心臓がっ！！ネタバレになるのでここで書けませんが！こんなにスクロールするのがドキドキするなんて！( ⌯ﾉㅿﾉ)完結が喜ばしいことなのに永遠と続いて欲しい欲求が！(´^q^`) (2023年4月10日 18時) (レス) @page6 id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美愛 | 作成日時：2023年4月9日 18時
