12話 ページ16
さて、どうしようかしら…?
いつも使い慣れているアリエルを使わないとなると、少し迷うところがある。
《どうすればいいと思う?》
〈ふむ。妾かフィンドが最適じゃろうな〉
〈俺を使ってくれよ、露出も1番少ねぇだろ。〉
〈…私が除外されているのが気になりますが〉
〈お主のは、体が小さくなるじゃろう。それに手合わせには向いておらんだろうに。〉
《そうよー。あの技もできるだけ使うつもりは無いもの。》
〈くっ、……まあ、いいでしょう。〉
〈ハッ、ざまぁねぇな。〉
〈………〉
〈ぅ、すまねぇ〉
〈…まあ、いいでしょう〉
《ねぇ、今の沈黙はなに?》
〈知らんでも良いことじゃ〉
《……そう。》
〈で、俺を使うのか⁉〉
《んー、考えてもみたけれど、多分紅炎の使う金属器はアシュタロスなのよねぇ。》
〈げ、俺とあいつじゃ……〉
〈被るのぉ。では、使うのは妾か?〉
《そうなるわねぇ。まあ、今度の戦の時にでもフィンドは使うわよ。》
〈チッ、約束だからな〉
《えぇ、約束。
じゃあ、力を貸してね、ライカ。》
〈勿論じゃよ。あの様な小童になど負けはせん〉
《ふふっ、そうね》
.
.
.
『大丈夫よ。準備出来たわ。』
「そうか、では続きを始めよう。」
紅炎は剣を構え、カナは耳についているイヤリングを触った。
「我が身に宿れ、アシュタロス」
『さぁ、行きましょう。
宿って、ライカ』
カナの両手には細身の剣がそれぞれ握られていた……
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ベル - 初めから読みました!l更新楽しみに待っています (2017年7月14日 20時) (レス) id: 5a526b3f59 (このIDを非表示/違反報告)
みー - 続きまってるよ(^-^)/ (2017年2月2日 12時) (レス) id: 54a7c0fe52 (このIDを非表示/違反報告)
塩林檎(プロフ) - エレミアさん» 更新遅くてすみません!応援よろしくお願いします。(=゚ω゚)ノ (2016年9月6日 5時) (レス) id: 413f2a5a55 (このIDを非表示/違反報告)
エレミア - 塩林檎さん!とっても面白いです!!更新頑張ってください! (2016年9月5日 15時) (レス) id: fe376f4951 (このIDを非表示/違反報告)
塩林檎(プロフ) - アズサさん» チビ紅炎、見た時から大好きで、どうしても入れたかったんですよね!更新頑張れるだけ頑張っていきます!(=゚ω゚)ノ (2016年8月16日 17時) (レス) id: 413f2a5a55 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:塩林檎 x他1人 | 作成日時:2016年5月15日 23時