. * P ! n k II * . 【花巻貴大】

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【花巻side】



キスの後、想像以上に泣くもんだから


若干嫌がられてんのかな、と思いながら


ジャージの裾で涙を拭う。



貴方｢ま、町倉さんがいるのに…

なんでこんなことするの…っ｣



そう言って ばかばか、と俺の胸を


よっわい力でポカポカ叩くAがかわいくて。


たまらなく愛おしい。




花巻｢改めて言うけど


俺、Aのことが好き。


もう泣かせねえから、俺と付き合ってください｣



貴方｢遅いんだよばか…っ｣



泣かせないって言ったそばからそんなに泣くなよ。



花巻｢ん、おいで｣



笑いながら腕を広げると、勢いよく抱き着きいてきた。



花巻｢うおっ…よしよし｣



柔らかい髪の毛をゆっくり撫でる。



貴方｢花巻ぃぃい…練習戻らないと…｣



花巻｢だな〜、戻るか。


あと最後にひとつ聞いてもいい?｣



貴方｢ん、なあに?｣




花巻｢パンツ何柄?｣




何色?じゃなくて何柄?と聞くとこに俺のセンスを感じる。


貴方｢クマさん柄!｣



んなことだろーと思ったけど


ほんと色気ねえな。


でもやっぱAはそーゆーとこが



花巻｢最高すぎ｣


ふたりして笑いながら体育館へと戻った。



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