. * P ! n k * . 【花巻貴大】 (ページ39)

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貴方｢ちょ、ちょっと意味が…｣

及川｢まっきーじゃなくて、俺にしときなよって事｣

綺麗な茶色の瞳に吸い込まれそうになる。

及川が私の事を好き…?

校内一のイケメン(仮)である及川が…?

貴方｢ごめ、私は花ま＿＿＿＿｣

花巻が好き、と言いかけて

及川の手が私の口を覆う。

及川｢とりあえず、これからは徹って呼んで｣

貴方｢はんへほ(なんでよ)!?｣

及川が私の口から手を離して

及川｢はい、言ってみて｣

じーっと私を見つめる。

貴方｢と…徹｣

及川｢よくできました。じゃ、帰ろうか｣

スルリとさりげなく手を繋がれる。

貴方｢ちょっとおいか｢徹、でしょ?｣

被せるように言われて、

貴方｢とお、る…｣

無理矢理名前を呼ばされる。

何なんだよ、どいつもこいつも。

女たらし。

徹はその後私を家まで送っていってくれた。

手は、最後まで繋がれたままだった。

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