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3話 ページ5

『暑いね。』



友「もう7月だからね。」



『うん。』



…7月ってこんなに暑かったっけ?



何か…もう、溶けそう。



友「…そっか。もう…か。」



『…友ちゃん?どうしたの?』



友「んーん!何でもない!」



…友ちゃんはたまに、私に隠し事をする。



『あー…でも、もうすぐ命日だ。』



友「あ、妹ちゃんの?」



『そう。』



幼い時に亡くした、大切な妹。



『確か妹も苺好きだったな。』



友「そうなの?めっちゃ気ぃ合うじゃん!」



『そうだね。』



…生きていたら、どれだけよかったか。



ゾク



…その時、急に悪寒が走る。



『…?』



友「どうしたの?」



『何か…嫌な感じがして。』



友「…そっか。どうしたんだろうね。」



分からないよ…。



友「…ねぇA!」



『うん?』



友「ここら辺に“おおもり神社”っていうところがあるんだって!」



『行ってみようか。』



友「行こう行こう!」



友ちゃんについていく。









.









.









.









その時友ちゃんが、









.









.









泣きそうになっているのなんて知らずに。









.









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作者名:玲花 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年6月16日 10時

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