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＊ ページ4
『 あの……まふまふさん、ですよね 』
名乗ってから直ぐに漆黒のソファへと座る。
もちろんお客さんとは手を伸ばせば触れるか触れないかの距離を置いて。
いきなりで申し訳ないけれど、声を潜めただけ褒めてほしいものだ。
「 あ、はは……そうです 」
小さな声で私の言葉を肯定するお客さん。
「 どうして僕のことを？ 」
『 えっと……実は、ファンで…… 』
「 そうなんですね。いつもありがとうございます 」
言ってしまった。
だけど、だけど。私が求めているのはこんな距離でも関係でもない。
『 こちらこそ、ご来店ありがとうございます 』
「 っ…… 」
ふわりと微笑むと赤面する彼。
そう、こんな関係じゃないんだ。
ただの、活動者と1ファンでいたい。
続く
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サラミ - とても面白かったです。続きがとても気になります！ (2022年10月14日 13時) (
レス) @page4 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さな | 作成日時：2022年9月30日 23時
