* ページ3
「 はーい、じゃあオープンするよ。今日もよろしくお願いします 」
" お願いしまーす " と店中から声があがる。
夜の店の
「 Aさん、8番テーブルから指名です 」
『 はーい、行きましょ 』
使命を伝えに来てくれた黒服の子にエスコートされながら席へ向かう。
『 どんなお客さん? 』
「 初めて見る顔でしたね。整ってて白髪でした。あの方が常連になるかはAさんにかかってますよ!! 」
『 ふふ、任せなさい 』
そんな言葉を交わし、お客さんへ挨拶をする。
『 こんばんは、ご指名いただきありがとうございます 』
「 あ、こんばんは…… 」
『 え、 』
言葉が出ないってこういうことか、と思った。
跳ねる心臓とは裏腹に、頭は異様な程落ち着いていた。
『 あの……まふまふさん、ですよね 』
51人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サラミ - とても面白かったです。続きがとても気になります! (2022年10月14日 13時) (レス) @page4 id: 82adb6822c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:さな | 作成日時:2022年9月30日 23時