中原と太宰と時々私 アージン！【文豪ストレイドッグス】【学パロ】

腐女子と接触 ページ11

「あ、」

「？」

あ、王子だ。

「中原､くん」

「あ、あぁ、その、」

王子がどもっておられる。どうなされたのだろう。
バッグを肩にかけ走っていたのか、呼吸が物凄く乱れていた。何、太宰くんでも探してたの？何て聞けない！！！二人の間を邪魔することなんて出来ない！！私は立ち入っちゃいけないもの！！！

「忘れ物？」

「忘れ物、じゃなくて、お、落し物をして…」

そういえば中原くんと喋ったの、初めてかもしれない。いつも遠目からﾊｧﾊｧしてただけだ。中原くんﾃﾗいい声ですね。その良い声して太宰くんの下か上で啼くんですか！？！？！？

「あ！そ、それ」

「へ？」

中原くんの指差す先は私の手。その中にあるのは、さっき蹴っ飛ばしちゃった"帽子猫"とかかれた可愛らしい帽子をかぶった猫のストラップだった。

「…これ、中原くんの？」

「……そう…」

なにそれ可愛い!!!!

王子帽子のキャラクターのストラップ身に着けてたんですかなんですかそれ可愛いですね！？！？そういえば

「中原くん帽子好きだもんね」

太宰君に良く弄られてるし

「え、なんで、その事」

ｷﾞｪﾋﾟｰｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗうっかり口に出してしまったでござるーーーーーーｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

「え、あぁ、たまに太宰君と帽子の話してるとこ何回か見たことあってさ」

「そ、そうなんだ」

危ねえwwwwwまじ危ねえwwwwwwwww間一髪回避したったわwwwwwwwww

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