# ページ20
.
あの後順調にクエストは進み、次はウルクススを狩ってみようという話になった。
ぶっちゃけ私の好みなんだけどね。ウルクススってわりと可愛いじゃん？どう考えたってマッカオよりは可愛いよね！
とか脳内でふざけていたら、私の体スレスレに滑り込んで来たウルクススがいた。
さっきまでは原先輩や山崎先輩のほうにいたのに何故。
そう思って二人の方を見れば、不格好にも白く丸い形になった姿があった。うそでしょ。
「うっわこっち来た、先輩たち何してるんですか...揃いも揃って雪だるまとか。笑えばいいんです？」
「いやほんとそれはマジでごめん！」
「まさか雪だるまにされるとは思わなかったんだよ...ホットドリンク一つ無駄にした」
本当にすまなさそうにする山崎先輩は秒で許した。
けど爆笑しながら転がる原先輩、てめえ覚えとけよ。
「すまない璃斗、すぐそちらに向かう」
「いや古橋先輩まずどこにいるんですか...」
ちらりとマップを見れば反対側をぐるぐると回る古橋先輩のマーク。まずはマップ把握を優先してくださいと思わず言ってしまった。
そんな中、未だにしつこく追いかけまわそうとするウルクスス。
回避に失敗した私は、ゴロゴロと地を転がる。
「上等だ、ミンチにしてやるよデカウサギィ...！」
本当は古橋先輩のために援護で済ませるつもりだったけど、もう許さない。
弾を散弾から通常弾に変更し、スタミナをギリギリまで上げて、至近距離でライトボウガンを構えた。
「あっ出た璃斗ちゃんの至近距離スタイル」
「あいつもそうだけど現実の頭脳派ってゲームになるとどいつもこいつも脳筋になんの？？？？？」
「うるさいです先輩方、至近距離はいちいちスコープ覗かなくても当たるからいいんですよ。数打ちゃ当たる、そのために弾も装填できる数の多い通常弾に
したんですから。あっはっは蜂の巣にしてやるよ、じゃあねウルクスス！！！！！」
「璃斗ちゃん無駄にウルクススに対しての殺気すごいけどなんなの、親でも殺されたの？？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 39人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
織叶(プロフ) - じゅんこさん» 初めまして！そう言っていただけて何よりです。とても励みになります、ご読了ありがとうございました！！ (2018年8月3日 0時) (
レス) id: da72fed0d7 (このIDを非表示/違反報告)
じゅんこ(プロフ) - めっちゃおもしろいかったです！ (2018年8月2日 3時) (レス) id: 15b677e26e (このIDを非表示/違反報告)
織叶(プロフ) - コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！一応完結までのイメージはあるので、それまで読んでもらえたら幸いです。応援ありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月20日 5時) (レス) id: da72fed0d7 (このIDを非表示/違反報告)
きななん:)湯豆腐。(プロフ) - コメ失礼します。面白いです！更新頑張ってください(о´∀`о) (2018年2月19日 22時) (レス) id: 603cf921d7 (このIDを非表示/違反報告)
織叶(プロフ) - 詠宮さん» コメントありがとうございます！んふふ、ニヤニヤしてもらえたらこちらこそ最高です...！これからも霧崎第一の青春をよろしくお願いします！ (2017年11月15日 22時) (レス) id: da72fed0d7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：織叶 | 作成日時：2017年11月13日 15時
