流れ星への願いを~波の国編~【はたけカカシ】 (ページ6)

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『思ったより遅くなっちゃった。』

今は日が落ちかけている時、私はガトーの屋敷の近くの木の上にいた。

夜中になりみんなが寝静まるのを待つことにしよう。

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その頃のナルト達＿＿＿＿＿＿ＮＯside

ナルト達第7班はタズナさんの家で夕ご飯を食べていた。

「そういえば先生」

「ん？」

「ソビン先生が姫って呼ばれてたのはなんでだってばよ」

ナルトの何気ない質問にナルトサスケサクラの中では緊張感が走る。

「そうよ。カカシ先生だってコピー忍者とか言われて有名だし、ソビン先生は一体何者なの？」

サクラの質問を聞き、カカシは口を開く。

「お前ら白井一族って知ってるか？」

「あぁ、木の葉の里で1番って言われて守られてた一族の事？？」

「そうだ。ソビンは白井一族の末裔だ。」

「末裔？一族はもういないの？？」

「あぁ。子孫が繁栄しなくてな衰退して行ってお前らが生まれる数年前に絶滅した。」

サクラとカカシの質疑応答のキャッチボールが行われる。

「ソビン先生は？なんか、今まで見たこと無かったのに急に現れて…あ、思い出したってばよ！」

ナルトが大きな声を出す。

「サクラちゃん！サスケ！ソビンってばカカシ先生と同じ苗字だってばよ！」

そう言うナルトにサスケとサクラは目を見開いた。

「ナルトにしてはよく気づいたな。確かにそうだ。ソビンが死んでから同じ名前のやつが急に現れた。偶然にしちゃおかしくねぇか？」

サスケはカカシに疑いの目を向けた。

「知ってるなら全てはけ」そう訴えかけているような目だった。

「そう言えば、アカデミー卒業したけど下忍になる前に病気で亡くなったやつがいるって聞いたっけな。ま、俺は知らねぇな。ソビンは長期任務で15年里の外に出てたから見かけないし知らないのは当たり前だろう。なんたってソビンは白井一族唯一の天才忍者って言われるほどで本家の姫なんだからな。有名人だ。里に居れば目立つだろーよ」

カカシはいつも通りクールに返した。

「確かにそうね…。ソビン先生が歩いてるだけで何かと話題になってたし…」

サクラは納得したように言った。

ナルトとサスケも認めざるを得なくなり納得した。