流れ星への願いを~波の国編~【はたけカカシ】 (ページ23)

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『いた…！』

橋に戻ればガトーが居た。

ガトーは白の顔を杖で踏みつけていた。

この移動時間の中で何があったか分からない…

でも心の奥がぎゅーっと締め付けられてる感覚になった。

ナルトと再不斬は何かを話していた後、口元の包帯を噛みちぎってナルトのクナイを加えガトー達に襲いかかった。

やっぱり再不斬は強い。そう思った。

カカシとの戦いで使えなくなったであろう両腕。

忍びにとって両腕を使えないなんて致命傷だ。印も結べなければ体術でやれることも限られてくる。

いくら忍びじゃない一般人だとしてもガトーは闇の世界の帝王と呼ばれたほど。普通の人よりは強いはず。

でもそれをすごい勢いで倒していった。

後ろを取られ槍を突き刺されようがガトーの方へと進んで行った。

とうとうガトーの目の前まで来た。

ガトーは獲物になったような表情で怯えていた。

再不斬は口にくわえたクナイでガトーを一突きする。

ガトーは血反吐を吐いた。

再不斬は後ろから何本も槍を刺されよろける。

「そ、そんなに仲間の元へ行きたいならお前一人で…行け！！」

ガトーは再不斬にそういう。

「俺は白と同じところへ行くつもりはねぇ…。てめぇは俺と一緒に地獄へ行くんだよ！大した事はねぇ。霧隠れの鬼神も死んで地獄なら本物の鬼になれるぜ！！」

再不斬の圧倒的圧力にガトーは押し潰されていく。

「楽しみにしとけ小鬼ちゃんかどうか…地獄でたっぷり確かめさせてやるよ！！」

そう言い再不斬は何度もガトーを切りつけ海に落とした。

私はすかさずガトーをすくい上げる。

「誰だ…」

助かったという顔をするガトー。

『貴女の心臓をもらいにきました』

私の赤い目を見てビビっているガトー。

私はガトーを地面に起き心臓を浮かせる。

ﾄﾞｸﾄﾞｸと動く心臓。

握り潰すのが普通だが、私は丁寧に心臓に繋がってる血管などを切り落とす。

しばらく動いていた心臓はやがて動かなくなりそれを確認した私は火影様に貰った入れ物に入れ保存した。