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その後サスケも帰って来なく心配になった私達は森に探しに来た。
「ナルトー?」
サクラがナルトの名前を呼ぶ。
「ナルトったら何してんのよ。サスケ君も散歩に行ったっきり戻ってこないし…」
その時、足元にクナイが飛んできた。
その方向を見ればナルトが笑いながらこちらを見ていた。
しかも木の上の方の枝にいた。
「嘘。ナルトがあんな所まで登れるようになったわけ?」
サクラはびっくりしていたが、それと同時に「すごい」と声を漏らした。
「どーだどーだ!俺ってばここまで登ってこれるようになったってばよ!」
誇らしげに言うナルトに『やるじゃん!』と言えば「にししし」と笑った。
ナルトが枝の上に立つやいなや絵だから落ちそうになる。
私はびっくりして駆け寄ろうとする。
するとナルトは枝にぶらさがった。
「なーんちゃってー」
といたずらっ子な笑みをして言うナルト。
「引っかかった引っかかったー!」
その姿についつい笑ってしまった。
「びっくりするじゃない!ったくもう!」
サクラはそう叫ぶ。ほんとその通りよ
その時、ナルトの足が枝から離れる。
そう。落ちるんです(
「あー!ナルトのばか!調子に乗るからよ!」
カカシは目を見開きサクラはそう言った。
間に合わないと思った私は赤眼をしようと引を結ぶ。
「このウスラトンカチが」
サスケが枝にぶら下がりナルトの足首を掴んだ。
私は印を辞める。
ほんと、ナルトはウスラトンカチだね。
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作者名:苺美留狂 | 作成日時:2019年4月23日 18時