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「ナルト。巻物を渡せ。」
みづきはナルトにそう指示するがナルトは頭が混乱し応じる事が出来ない。
「あのさ、あのさ…！どうなってんのこれ…」
混乱したナルトにイルカ先生は言った。
「ナルト！その巻物は死んでも渡すな！それは禁じ手の術を印して封印した危険なものだ！みづきはそれを手に入れるため、お前を利用したんだ！」
『…』
ナルトは驚き、しかし利用された事に腹を立てたのかみづきを睨む。
「ナルト。イルカはお前がそれを持つことを恐れているんだ。」
そう言うみづきに「え」とナルトは反応してしまう。
『ナルト！そんなわけないでしょ！イルカ先生を信じて！』
そう言うがまだ混乱したままの状態。
「何を言っているみづき！騙されるなナルト！」
イルカ先生もナルトにそう言う。
「はははっ本当のことを教えてやるよ」
そう言うみづきにすかさずイルカ先生は反応する。
「ば、ばかよせ！」
「12年前の事件以来、里にはある掟が作られた。」
イルカ先生の言葉を無視し話始めるみづき。
きっと良くないこと。
私はすかさずクナイを投げるが避けられてしまった。
「それはナルト！それはお前に決して知られることがない掟だった。」
「俺だけ!?なんなのその掟って！」
ナルトはどんどんみづきの言葉に飲み込まれていく。
「やめろーー！」
イルカ先生は叫ぶがもう意味がなかった。
「ナルトの正体が化け狐だと口にしない掟だ。」
「『え』」
それは予想外すぎて私もナルトと驚きの声が出た。
だから、ナルトはみんなに嫌われていたんだ。と分かってしまった。
「つまりお前が！イルカの両親を殺し里を壊滅させた九尾のようごなんだよ！」
「やめろーーー！」
みづき言葉にイルカ先生は止める言葉を投げかける。
「お前は里のみんなに騙されてたんだよ。おかしいとは思わなかったか？あんなに毛嫌いされて」
『このやろー！』
私はみづきに術をかける。
「ばかよせ！」
と言われるがその言葉はガン無視し印を結ぶ。
『火遁・煙幕烈風！』
私は大きく息を吸いみづきに向かって火を噴く。
しかし、まだチャクラが足りなくスピードが遅いため避けられクナイを投げられる。
私はそれを避けながら見逃さなかったのがひとつある。
腕を火傷していた。
あのスピードじゃカカシさんは普通に避けて無傷。
こいつ、弱い。
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作者名：苺美留狂 | 作成日時：2019年4月15日 2時
