流れ星への願いを~アカデミー編~【カカシ】 (ページ13)

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演習場の木に着地すれば誰かの影が見える。

『先約…？』

と独り言を呟き誰か確認するとそこには巻物を見てるナルトがいた。

『ナルト！？』

と驚きつい声が出てしまう。

その声に反応しこちらを見るナルト。

「おーソビンだってばよ！」

と手を振る。

ナルトのそばに行けばそこには沢山の術が書いてあった。

『ナルト、何やってんの？』

と聞けば「これが出来れば卒業出来るってみづき先生に教えて貰ったんだ！」というナルト。

嬉しそうにしてるのはいいけど、卒業出来る教科書に載ってるようなものがこんな立派な巻物に載ってるはずがないし、1番最初に書いてあるやつが多重影分身。何か引っかかる。

そう考え込んでる私にナルトは話しかけてきた。

「あのさあのさ！」

『何？？』

「俺、分身の術が苦手なんだちょっと見てくれってばよ」

純粋に強くなりたい卒業したいというナルトの思いがひしひしと伝わってくる。

『分かったよいいよ』

と言えば「よっしゃー！」と叫ぶナルト。

ま、私は教えることないんだけどね笑

「ソビンは出来るのか？」

と聞かれる。

『んー…影分身ならできるよ』

と言えば「みたいってばよ！」と言われ印を結ぶ。

『…影分身の術！』

ﾊﾟﾊﾟﾊﾟﾊﾟ

と出てくる私の分身を見て「すげーってばよ！」と言われる。

そしてこう言われた。

「多重影分身の術、2人でマスターするってばよ！」