違和感 ページ7
シャワーを浴びながら私は何かの違和感を感じていた。
ひとつは私が大蛇丸様の右腕だったはずなのに会った時に凄く恐怖を覚えた事。
記憶が無いせいかと思った。けど、体までもが感覚を失うわけがない。それも長くしていたことなら。その証拠に私は術を覚えていて感覚でできた。印を結ぶ感覚、チャクラを練り上げる感覚。それは自然とでてきた。
でも大蛇丸様にあった時は頭じゃなく先に“体が”こわばった。まるでこいつに近づくなと言われているような感覚だ。それは微妙だがカブトさんにもあった。立場的に私の方が上のはず。それならカブトさんにはなんとも感じることはない。
もうひとつは音の四人衆。
大蛇丸様は「優秀な忍」と言った。大蛇丸様の居る部屋に向かう間に沢山の忍がいた。それはどれも未熟だが素質がある者ばかり。という事は大蛇丸様は素質があれば“未熟”でも“目をつける”。
なら何故私は大蛇丸様の右腕なのにそれを知らないのか。私より立場の低いカブトさんは知ってる。
などと考えれば考えるほど頭の痛みが増す。
私は何とか耐えシャワーを止めお風呂から出た。
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かな(プロフ) - 面白かったです!更新頑張ってください! (2022年4月9日 0時) (レス) @page14 id: a32747b1ee (このIDを非表示/違反報告)
maho(プロフ) - 面白いです!更新頑張ってください!! (2019年11月12日 18時) (レス) id: ad2d13c9c0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:苺美留狂 | 作成日時:2019年5月24日 3時