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えいてぃーん ページ19

『ふぅ…おわたー』

な「おー。よしよし。よく出来たね!あ、これから職員会議終われば帰れるんだけど一緒に帰る?10分ぐらいなんだけど。」

『うん!一緒に帰る!』

な「おっけーじゃあここで待っててね〜」

『はーい』


…ふー、今日金曜日か、、そういえば明後日はライブだっけ。


ガラガラッ


え、…誰。。


「ねぇ、A」

『な、なに?な、…棗、』

尋ねてきたのは棗。僕の親友…だった子。

「A、もう教室には来ないの?」

『…どうだろ、行きたくはないかな…、あはは笑』

「へぇ、そうなんだ。堕ちたねあんた。」

『そうだね。』

「恥ずかしくないの?高校生にもなって保健室登校なんて」

『俺のできる精一杯だよ。あ、そうだ棗、これ、あげるからさ、暇だったら行ってよ。』

「何これ。」

『チケット。誰かにあげないとだったからさ。貰って?』

「はさみある?」

『どーぞ。はい。これ。』

チョキン


…チケットは真っ二つになって床に落ちた。


ぐいっ、


『いった、…髪ひっぱんないで、』

ジャキンッ

ジャキンッジャキンッ

「はい、切ってあげたから。」

『……、うん、』

「ストレスの行き場無かったんだよね。さんきゅーさよなら。」

『…。』


そう言って棗は保健室を出ていった。



その数分後になーくんが帰ってきて、何度も大丈夫かと聞かれた。

大丈夫だよ、と答える度なーくんはその言葉が欲しいんじゃないと言うような悲しい顔になって僕を見た。


もちろん莉央にぃに報告する形になった。

棗のことを話すのは中学生ぶりで変わり果てた姿の僕の話に莉央にぃはほんとにビックリしてた。

り「髪、整えにいこうね。」

『そうだね。』

な「…りひとくん、」

『ん?』

な「強いね。」

『…ありがとね。』

なーくんが何を言いたいかなんでわかった。
もちろん返す言葉はありがとうに決まってる。

そうだよ

僕は強いの。こんなんじゃへこたれないよ。









ね、ライブ頑張ろうね。

ないんてぃーん→←せぶんてぃーん



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SUGAR(プロフ) - 体調に気をつけて更新頑張ってください!応援してます!! (2020年2月18日 21時) (レス) id: 731e28b242 (このIDを非表示/違反報告)
まりな - とっても気に入りました!更新頑張って下さい! (2019年12月12日 14時) (レス) id: 6a92787452 (このIDを非表示/違反報告)
恋兎(プロフ) - ファーマーさん» コメントありがとうございます!(´;ω;`) うれしいです頑張ります! (2019年12月6日 23時) (レス) id: d665a17227 (このIDを非表示/違反報告)
ファーマー - こんにちは!ファーマーです。 いつも読んでいます! 応援しています!頑張ってください! (2019年11月30日 16時) (レス) id: d645669736 (このIDを非表示/違反報告)
恋兎(プロフ) - ゆずさん» コメントありがとうございます!、人物紹介にも記載した通り、無性です。本当の性別を知っているのは恐らくこの物語の莉犬くんだけでしょう。『りひとくん』と呼ばれているのはりひとの声も容姿も中性的であるからだというように考えて頂けたら嬉しいと思います! (2019年11月25日 23時) (レス) id: d665a17227 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:恋兎 | 作成日時:2019年11月17日 21時

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