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4話 ページ4

「…え??」







ヤクザ?



私は宮代君を見る。






「ホントだよ。」





声を潜めて美歩は言う。


私個人の想像だけど、『ヤクザ』って言われたら髪が金髪だったり赤髪だったり…。
…まあ、結構どぎつい感じの人?を想像させる。

でも…。









「…全っ然ヤクザに見えない。」









そう、ヤクザに見えないのだ。


髪は染めていなく、きれいな黒髪。
制服は着崩していない。Yシャツの第一ボタンまでつけてるし、ネクタイも締めている。
…暑くないのか。



「何かの間違いじゃないの?」
「ううん。クラスの人が見たんだって!」
「…何を?」






「夏休み中、黒いスーツを着た3人の男の人と一緒に学校来てたのを。」

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作者名:葉鳥 | 作成日時:2014年11月28日 18時

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