ぬいぐるみすとーりー２【トド松】

ぴんくすとーりー ページ7

『………、私、何かしちゃったのかな』






私は泣きそうになりながらチョロ松君に聞いた






「うぅーん、あいつ、ピンクが嫌いだからね」









『ふーん、、、、え？』






「だから、嫌いなの、トド松」








うん、説明出来てない…






そう思っていると、二階からドカドカの何かが落ちた






『十四松君！？！？』









「あれ！？さっきトド松の大声がしたよぉ！！！大丈夫なの！？！？」






「いやトド松より十四松が大丈夫なの！？」







十四松はなぜか階段の上から転がってきて、パーカーが汚れていた




だ、大丈夫なのか…(汗)






「あれ！？トッティは！？！？」






『飛び出してちゃった』





「あらーまたすか！！！！」








『えっ、また…？ 何回かあったの？』







「なんかね！！トド松ピンク嫌なんだって！

いつもは好きって見せてるけど、虹色の話をしたら、怒っちゃう！！！」









『え？なんで虹色は駄目なの？』






「ほら、僕ら上五人は虹色に入ってるんだけどさ、トド松はピンクだからね…みたいな」






『えぇーピンクかわいいのに！』





「うんうん、トド松もピンク好きだからなぁ」








『よね！！！ …え？』







あの時はやばかったもんね「と言いながら、チョロ松君は何か語り出した






「中学生くらいの時ね、トド松、いじめられてたんだよ」





『うん、それは聞いたことある…』






「いじめの理由は六番目の末っ子だからっていうのと、ピンクだからってバカにされてたんだよ
１人だけ虹色じゃないって」





「ピンクは虹色じゃないでしょ？しかも男子でピンク好きはないからね！」






「だからトド松は中学時代、ピンク着たことないんだよ
あと虹色の話とか、色の話を問いすぎたら怒っちゃう」







そうなんだ、なんか嫌なことしちゃったな







「まあ大丈夫だよ、トド松はピンク好きだし」





『そんなにいじめられても、好きなの？』






「ああ！まあ母さんから貰った色だし！！！本当はすっげぇピンクすきなんだよ！？！？
ただピンク好きって言いふらすと、またいじめられるかもって思ってて、全然言わねーだけなの！！！！」





やっぱり、トド松君はピンク好きなんだ

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