80 さんぱーせんと ページ42
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あれから数日、僕は二階で、ピンクのウサギのぬいぐるみをつくっていた
勿論ビックサイズ
「どぉー?できそう?」
おそ松兄さんが縫いつけている場所をのぞき込んでいる
「うん、あと、大事な物を入れるだけ!」
「手起用だね」
いつのまにか一松兄さんもそばにいた
この前おそ松兄さんが言っていたこと、
それは、Aを生き返らせる方法
チョロ松兄さんによると、
同じ材料でぬいぐるみをつくり、
そしてぬいぐるみの中に、そのぬいぐるみの思い出や大切なものを入れると
3%の確率で、もしかしたらAが蘇ってくるんだって
3%って、どんくらい低いんだよw
なんて思っちゃうけど、Aとまた会えるならがんばってみせる!
手紙にも、助けてくれることを信じてるって書いてたから、
みんな同じ願いだから
「そういえば、大切なものって何入れんの?」
「そりゃあ、、、…貰った手紙とか?」
「えぇー涙でボロボロになってる手紙?ぬいぐるみ抱いたらチクチクするぞw」
「でも、他になんもないよね」
「うーん、あ、、、一松」
「なに」
「お前遊園地のときお土産買ってなかった?何買ってたの?」
「ああ、これだよ
本当は2人ににあげるつもりだったんだけど…」
一松兄さんがポケットから取り出したのは、ピンクと白色のウサギがついている、ペアキーホルダーのセットだった
「お!!!それだっ!!!」
「えっ、これあんまりA関係ない気がするけど…?」
「いーじゃん!…うーん、片一方はトド松がもっておいて、もう片一方はぬいぐるみの中に入れよう!」
待って…
僕もAもピンクが大好きですけど((
「あっ、落としたとき用に同じの2個買ってきたんだけど…」
えっ?
「「ゴフッww」」
「なぜに予備用wwwwww」
「優しすぎwww」
「あーもういい!!!////(バンッ」
一松兄さんは思いっきりドアを閉めてどっか行った
「あーあ、いじけたww」
「てかそしたら、ピンク同士でいいんじゃね?」
笑いながらおそ松兄さんが言った
「まあそうだね、白い方どうする?」
「うーん、それは母さんと父さんにやろっかな」
「なるほどね」
・
そうして僕は最後の場所を縫い合わせた
「………できた!!!」
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サクラ - その後話が欲しいです!!(TT) (2018年7月25日 17時) (レス) id: 82bd22f655 (このIDを非表示/違反報告)
SIRURU(プロフ) - 私も目から汗が...←とまらなかったですwぬいぐるみと人間の恋めちゃくちゃ面白かったです。ありがとうございましたー! (2016年12月12日 8時) (レス) id: 959e10f006 (このIDを非表示/違反報告)
ラッキー(プロフ) - ももさん» 私にとって滅茶苦茶嬉しい言葉!ありがとうございます! (2016年11月23日 19時) (レス) id: 60faa33626 (このIDを非表示/違反報告)
ラッキー(プロフ) - あんずさん» ほんとそれなです!私もぬいぐるみになって十四松と…(´▽`)ノ(笑) (2016年11月23日 19時) (レス) id: 60faa33626 (このIDを非表示/違反報告)
もも - すごい感動しました! (2016年11月21日 22時) (レス) id: 6f20e6607d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ラッキー | 作者ホームページ:http://mazidesplashkakkoii
作成日時:2016年10月10日 14時