守護神の妹はよく兄に似ている【オリオンの刻印】

猫を被ったいい子チャンよぉ ページ47

[イナズマジャパンのエースストライカー豪炎寺選手が、韓国戦の負傷により、チームを離脱することが発表されました。]


[これは痛いですねぇ〜。絶対的な柱を失ったイナズマジャパンは、アジア予選突破が一気に厳しく...]


灰崎「チッ...！好き勝手言いやがって...!」


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灰崎「うりゃーーっ!」


砂木沼「おいおい、これでは全くのれないじゃないか。」


基山「どうした灰崎。さっきからシュートを打つタイミングが、少し早いぞ。」


灰崎「チッ...」


灰崎「お前がとろくさいからこうなんだよ!」


吉良「お前が焦りすぎなんだろ、ザコが。」


灰崎「ザコはテメェだ!足引っ張ってんじゃねぇ!」


吉良「あぁ?格の差ってやつを見せてやろうか!?」


基山「二人とも頭を冷やせ!今は敵同士じゃない、チームメイトなんだ。」


灰崎「やる気がねぇなら、お前なんかと練習しても意味ねぇな。」


吉良「おい!テメェ!」


久遠「灰崎が気になるか?」


鬼道「はい。」


久遠「だったら好きにしろ。」


鬼道「.....」


久遠「ピッチの絶対指導者のお手並み拝見だな。」


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吉良「んっ.....っ...」


一星「ヒロトさんの気持ち、分かります。」


吉良「一星...?」


一星「僕と同じ一年なのに、灰崎君は先輩に対する尊敬の念が無さすぎですよ!」


吉良「見てたのか、お前。」


一星「はい。尊敬する先輩から少しでも学ぼうと、しっかり見学させてもらいました。」


吉良「...」


一星「あれは明らかに灰崎君のミスだったのに、ヒロトさんに責任を押し付けるなんて、ちょっと調子に乗りすぎですよね。」


吉良「おぉ、分かってんじゃねぇか。」


一星「ヒロトさん、ここはハッキリさせた方が...」


吉良「あいつがムカつくのはいつものことだ。気にしてねぇよ。」


一星「...っ。」


不動「何してんだだお前。」


一星「っ!」


不動「灰崎とヒロトをもめさせて、ポジションを奪うつもりか?」


一星「...何を言ってるんですか?僕はただ、ヒロトさんは悪くないって...」


不動「まっ、どうでもいい。...このチームには刺激が足りねぇ。楽しませてもらうぜ、猫を被ったいい子チャンよぉ。」


一星「(不動明王...。要注意人物として見ておくべきか...)」

昔のお前のようだな→←次の試合、スタメンですよ

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