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迷惑かけたくなかったから言いたくなかった









鳴「は…?どういうこと…」


『…』









高1の夏______







鳴「好きなんだ、」





そう素直に伝えてくれた鳴くんはとても初々しくて





『…私でよければ…よろしくお願いしますっ』





あの時の鳴くんの笑顔が、



ずっと忘れられない









私と鳴くんが付き合ってる、という話は学年全体に広まった







だから舞い上がってた私は忘れていた









「…何あの子…ただのマネージャーの癖に」


「ちょっと調子のってるよねー」


「ほんと、なんであんな可愛くないやつが彼女とか言ってんの?」


「…鳴に近づくやつは絶対許さない」



















『…あれ、シューズがない…』


友「あーA!おっはよー……どうした?」


『いや、なんかシューズが無くなってて…』


友「え!?ちょっと、大丈夫なの!?」


『仕方ないよ、学校のスリッパ借りる』


「…クスクス」


友「ほんとに大丈夫?これいじめかもしれないよ…?成宮に相談しなよ…」


『…ただシューズがなくなっただけだよ、』








そう思って冷静になろうと何度もしたけど


その日からシューズは見つからなかった









そしてとうとう







「あんたに鳴の彼女じゃ釣り合わないよ」


「はやく別れろ」


「あんたがいたら鳴がかわいそう」


「学校からいなくなれ」






突然追加されたダイレクトメッセージで大勢の人からの言葉









私は言い返せなかった









心のどこかで成宮鳴と似合わないのではと思っていた











夏の決勝戦で相手チームの応援をしたのは


稲実から離れたかったからなのかもしれない



















『鳴くん、私はもう転入届も出したし退部届けも出した。私たちに遠距離は無理だし鳴くんには野球っていう私よりも大事なものがある。だから私を忘れて』



鳴「A……」





『…甲子園、がんばって』





私の腕を掴んでいた鳴くんの手が離れ、



私はホテルを出た

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設定タグ:ダイヤのA , 成宮鳴 , 御幸一也   
作品ジャンル:恋愛
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おむさん(プロフ) - ちーさん» コメントありがとうございます!更新とても遅いですがゆっくり見てくだされば嬉しいです!笑 (2019年8月23日 0時) (レス) id: 98c3e527fb (このIDを非表示/違反報告)
ちー - 更新楽しみにしてまぁっす! (2019年8月22日 11時) (レス) id: 94cd216a66 (このIDを非表示/違反報告)
おむさん(プロフ) - 宇治抹茶さん» 私も地元の広島商業を応援しています。高岡商業ってここ数年甲子園出てますよね…!お互い頑張って応援しましょう! (2019年8月9日 12時) (レス) id: 98c3e527fb (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶 - 今甲子園やっていますね、私は富山県のものですだから高岡商業を応援してます。 おむさんはどこの高校を応援してますか? (2019年8月9日 12時) (レス) id: 519b827493 (このIDを非表示/違反報告)
宇治抹茶 - ありがとうございます参考にさせていただきますこれからも頑張ってください応援してます (2019年8月9日 12時) (レス) id: 519b827493 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:おむさん | 作成日時:2019年3月8日 16時

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